黄金の滝から5ー6Km南に世界でも有名なゲイシールの間欠泉があります。ここも管理人はいなくて、もちろん無料、観光客であふれていました。
広範な周囲の岩からお湯が湧き出ていたり水蒸気が上がったりしていますが、メインの間欠泉は穴の開いた平らな岩の回りに綱を廻しただけの安全圏をぐるっと観光客がとりまいてカメラを構えています。写真1-4の間欠泉は5分間隔で10メートルくらいに吹き上がります。
このゲイシールで有名だった間欠泉は写真5の大きなものですが、今世紀の初め頃に心無い観光客が岩を投げ入れた為半分窒息状態でほとんど噴出せず数年に一度くらいだそうです。 吹き上がると60メーターになるとのことで、さぞやすごい眺めだろうと残念でした。
ゲイシールのインフォメーションセンターにはお土産店やレストラン、それにリサーチと教育センターも設置されています。このセンターの外側にはもろい火山岩で出来たレンガが積み上げられていました(写真6)。中々面白い試みだと思います。
ゲイシールから同じ道路ナンバー35の南60Km にケリオの火口湖があります。まだ朝9時前なのに駐車場はほとんど満杯、観光客でいっぱいでした。この火口湖は約3000年前にこの地域の多くが噴火し出来た丘のひとつで、水深55メーター、青空を映して大変きれいな湖です。
火口の周囲の丘を一回りしても大して時間もかからず観光バスはひっきりなしに離着していました。
ここの絵葉書によりますと、夏には(多分8月)この湖にいかだを浮かべてプラットフォームにし、ポップコンサートが開かれるとのことでした。
観客は湖の傾斜の激しい崖に座って楽しむのですが、全く自然のアンプシアターになって音響効果が素晴らしいとのこと、なーるほどと唸る思いでした。