今年5月から8月初旬まで大英博物館で北斎展が開かれた。同時にBBC4でも彼の作品並びに彼の一生を一時間のドキュメントにして見せてくれた。
ちょうど英国は夏にかかる一番の観光時期とあって、ロンドンのどこへ行っても観光客であふれている。大英博物館の門の外側で行列を作ったのは初めて。
昨今のテロの影響でここ大英博物館でも入場前の手荷物検査が厳しく、門の中でもジグザグの列が作られていた。あとでメンバーは別の行列でほとんど並ばずとも入場できることが分かった。
大英博物館のメンバーカードでは2人入場できるので、一回目は亭主を連れて入った。
狭い入り口から中も人でいっぱい。大きなイギリス人の後ろになると何も見えない。北斎の富獄36景のプリントは小さくて人々が絵に張り付いてみている。
亭主はサッサとみて早くに外へ出てゆっくり座って待っていてくれた。
この後3週間にわたり3人の友達を連れて大英博物館へ通ったので、最後の友達などは私が最初から最後まで説明して回ったものだ。周りで見ていた日本人の女性など、私に質問してくる始末。
ここではベルリンからやってきた日本人夫妻と知り合い、海外では最高の北斎展と大いにほめたたえていた。北斎の日本画や漫画など知られていない作品も多く、90歳まで生きた東洋のミケランジェロと言われているそうな。版画の作り方などの特別講演もあって大いに楽しむことができた。
さてこの初日は晴天だったのですぐ帰宅するのは惜しく、バスでヴィクトリア&アルバート博物館へ行くことにした。
途中にバスの窓から素晴らしい花いっぱいのパブ(チャーチル・アームと読めた〉を見かけ思わずシャッターを切った。ここは随分有名らしくのちに新聞でも写真を見たことが有った。
ヴィクトリア&アルバート博物館へ行く前に通ったところがこの素晴らしい自然博物館、ここの建物はいつ見てもほれぼれする。英国で一番きれいな建物だと思っている。
ヴィクトリア&アルバート博物館では今年入場広場を新設し、つい最近オープンしたと新聞に書かれてあった。ウイリアム王子の細君キャサリン妃がオープニングに来て感激していたとのことで、ぜひ見に行こうと期待していった。
尋ね訪ねて行った広場にはあまりに期待が大きかったのでがっかりした。新聞では何万枚もの手作りのタイルがとあったので、色とりどりの派手なタイルを想像していたのに下2枚の線書きのタイル。
こんなにきらびやかな階段からあんなにシンプルな広場ではあまりの段差にガックリ。
博物館の中庭は真ん中の噴水池の周囲を昼食をとる人、休憩をする人たちであふれていて、ここが一番賑やかだった。そして庭の周囲を彩るアジサイに魅了された。
帰りはグリーンパークを歩いて帰ることにした。ものすごい人の群れ。世界中から集まってきている観光客。
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