Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

2004年11月9日 Portugal

2009-07-26 20:53:32 | キャンパー旅行記 2004




セビリヤを去ってポルトガルへ向かい、途中で一泊して翌日国境を越えた。国境から40Km の海辺の小さな町 Da Fuzeta のキャンプサイトにたどり着いた。キャンプサイトはいっぱいでこの日、このサイトを去ったキャンパーと入れ違いでやっと駐車場を確保することができた。ここ南海岸は気候温暖で日中はTシャツ一枚でも暑いくらい。しかしいったん日がかげると急激に空気が冷たくなる。
キャンプサイトのすぐ横に大きな河が流れていてすぐ広い河口になって海に流れ込んでいる。この河口はこの町の港で朝夕小型漁船が出入りしていた。

 


河の向こうは平坦なデルタ地帯で、塩田が広がり所々に荒塩の山が積み上げられている。冬の間は塩田は放置されていて、あちこちフラミンゴの群れやコウノトリの夫婦がえさを探しまわっていた。フラミンゴは頭を水面につけたままでも私たちがそーと近寄っていくのが判るらしい。同じ距離を保ったまま後ろへ下がってゆく。海岸に積み上げられているたくさんの壷は蛸壺で、地中海沿岸では昔から蛸やイカを食べている。英国人が蛸やイカを食べるようになったのはここ2-30年以内のことだ。外国へ若い頃から出ていた亭主は、イカも蛸も喜んで食べる。


 

 


河口の港の近くには毎日早朝から魚・野菜の市が立って新鮮な食料がとっても安く手に入る。小さな町を散歩してみるとほとんどがまっ白の壁に玄関の色タイルが素晴らしい。町には鉄道が通っているが観光客が集まるほどの見ものは無い。


 


整然と並んだ真っ白の墓は家族代々の墓地であろう。この様な墓地はカソリックの国に多く見られるようだ。スペインやポルトガルでもオレンジやオリーヴの畑が多く、なぜかこの国のオリーヴの収穫は家庭的な気がする。


 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« スコットランドの旅 (5)... | トップ | 2004年11月9日 Fuzet... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

キャンパー旅行記 2004」カテゴリの最新記事