ホリデー1日目は薄曇りから晴れ間が見える温かい日になった。朝食後今日はセント・アイヴス(St Ives)まで歩くという。海岸べりの崖の上、細道を登ったり降りたり。
20数年前に痛めた膝が忘れた頃の3週間前ジムのやり過ぎで、痛みが出てきた。やっと痛みも取れてきて歩くのも無理しなければOKだったのに、娘一家は皆早足、写真を移しながら必死に追いついて歩いていたが、St Ives につく頃には痛みがぶり返してきた。
道端に蕗の葉みたいな葉が群生している。匂いを嗅いで見ても蕗の匂いはしない。そしてとうとう花が咲いているのを見つけた。対してきれいな花でもないが、このプランツは蕗の家族ではないのが判った。
崖際の道を必死で歩いていたら、急に岬の小さな町が現れた。あれがセント・アイヴスだと言う。
道端の叢にスノードロップの花が咲いていた。今年始めての春の花。
通りの玄関先にはとっても大きな椿の花が咲いている。
セント・アイヴスの港は引き潮で船が砂浜に座っていた。
このセント・アイヴスはコーンウォールの最先端に近い一番賑やかな街で、ちょうど学校の休みの時期だから家族連れが多い。
もう40年も昔、子どもたちが小さかった頃、わたしたちのホリデーはコーンウォールかデヴォンだった。このあたりは大西洋の暖流が流れていて温かいらしい。でも実際の体感温度は日本の夏の海と比べれば、雲泥の差、一度ポールとスノークリングをして、大きなかれいを突いたことが有ったが、その水の冷たさは並でなかった。水から上がって1時間近く震えが止まらなかった。
狭いショッピングストリートは結構ホリデー客で混雑していたが、特に買いたい物はなかった。ただこの街には有名なバーナード・リーチの陶芸店がある。そこへ行きたいと思ったが、街の中心から30分も歩かないといけない。この日はこの街へ歩いてくるのに無理をしたため階段を降りるのが苦痛だった。
不思議なことに日本では有名なバーナード・リーチの陶芸店は英国ではあまり知られていない。娘もパトリックも知らなかった。
2時間ほどこの街にあるテートモダーンの美術館(ロンドンの分館)で絵画鑑賞し街のレストランで昼食を食べて、電車で帰ってきた。
2両編成の車両でたったの一駅、田舎の海岸を走るひなびた電車だった。そして降りたのがこの駅カービスベイ。膝を痛めて必死で歩いたのにたった数分で帰ってきてどんなにがっかりしたことか。
その画像を Google Lensで検索すると
一発で 「セイヨウフキ」Petasites pyrenaicus って出てきたよ(^^)/