St Quentin の運河の両側には延々と散歩道が続きこのキャンプ場を去る前に一度だけここをジョギングしてみたいと思っていた。
今朝も晴天だけど冷たい風が吹きつけている。運河の橋を渡って遊歩道を走るとたくさんのジョガーに出会った、皆フランス語で挨拶していく(マー当たり前だけど)。川渕にはおしどりがたくさん群れていて日向ぼっこをしている。走っている足元からかわせみ(King Fisher)が飛び立った。胸はオレンジ色で背がコバルトブルー、本当にヨーロッパでは一番カラフルな鳥というのがうなずける。それにこの鳥の飛び方は水上すれすれでひと目で見分けられる。
Troyesにたどり着くまでの道筋はシャンペン地方、今日訪れた湖Lac De La Foret De Orient はセーヌ河の源流近くに流れ込む。Troyes のキャンプサイトの近くにはセーヌ河の本流が流れていて澄んだ流れに大きな鱒が泳いでいるのが見えた。
途中で立ち寄ったMaison du Parc(自然公園とでも言おうか)のオフィスのビデオではこのあたり一面野生動物が生息しているとのこと。実際Geraudot の湖畔で猪の足跡をたくさん見つけた。又この湖畔では赤とんぼが多く目に付いた。
この地方は畑地が延々と広がって水平線までつづいている。この土地でも畑で働く人たちの姿を余り見かけない。もう麦刈りも牧草の刈り入れも終わっていて、真夏には素晴らしかったであろうひまわり畑がもう真っ黒の種になっている。
ひまわり油をとる刈り入れももうすぐだと思われる。
ロンドンの我が家の庭に植えたひまわりは全部リスに花の首から切り取られ全滅!!! ここのひまわり畑にあのリスが来たらどんなにデブのリスになることかと亭主に話したら、彼は一言”フランス人なら一発で撃ち殺しているよ”。ナルホド。今日の寒さではもしあの湖にフラミンゴが飛んできたらピンクもブルーになりそう。同じフランスでも南のプロヴィンスの湖にはフラミンゴがいっぱい餌をあさっているのに。
途中通り過ぎた村に巨大な板葺き屋根の建物を見つけた。どうもこの村の屋根つきマーケットみたい、一週間に一度でも市が立つのだろうか。まるで無人の村みたいで本当ににフランスの田舎では人を見かけることが少ない。
さすがフランスと思わせるシャレたクーリングタワー。
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