外務省を出てホワイトホールの並びに同じ名前の建物がオープンハウスで開館していた。近くだからあまり人も並んでいないしと行列に着いた。後50分ほどで私たちも入場できると言う。
このホワイトホールは英国陸軍のオフィスでエリザベス女王が陸、海、空軍の長であり、毎年5月に行われる女王のオフィシャル誕生祝いは、このホワイトホールの大広場で行われる。この派手な陸軍の制服に身を包んだ軍人たちが乗馬姿で行進する。
又バッキンガムパレスの正門はこのホワイトホールの門を通って出入りするのが正式で、今年のウイリアム王子の結婚式にも馬車の行列はここの門を通って出入りしていた。
約一時間ほど待っている間に口のうまい案内人が、”君たち、ここは待つ甲斐ありだからね”。と言ったからすごく期待した。
50人が一組になって案内されたのが二階の正面に近い一部屋で皆が入るとしっかり戸を閉めてしまった。そして陸軍の中堅どころと思われる中年の軍人が話し出した。
この人が余りに下手で話していることが全然面白くない。部屋のすべての壁にかけられた絵の説明を長々とやって、飽き飽きしたころに向かいの部屋に案内された。
ここでも絵の説明と・・・戦争の話とか・・・もういいから早く終わらないかとうんざりだった。
私が唯一つ興味を持ったのがナイチンゲールの手紙で、クリミヤ戦争のことも言ってたからその頃の物なのだろう。
外を見れば長く人々が行列を作っている。やめたほうがいいと言ってあげたい。
長々一時間も閉じ込められて、ドアを開けたらそれで終わりだった。2部屋以外内部はどこも見せてくれなかった。こんなにがっかりしたことは無い。
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