先立っての週末は、身近でも、世界でも、なにやら騒がしい出来事ばかりで疲れたren.です。
身近な方は、久々に会う友人と楽しく過ごせたのでいいのですが。
ノルウェーと中国の事件・事故は、ねぇ。
そんな週末にあったのは、ドイツGP(微妙なブリッジだw
舞台は"赤い川"のニュルブルクリンク。
心配された雨はレース中には降りませんでしたが、直前に落ちた雨水が作ったウェットスポットがちらほら。
このウェットスポットに痛い目に合わされてしまったのが、現在ドライバーズポイントでダントツトップのベッテル。
15戦ぶりにフロントローから脱落した3番グリッドから、追い上げなければいけなかった序盤。
アロンソに抜かれ焦ったのか、10周目のターン10でスピンを喫してしまいました。
これをきっかけに、トップ集団とベッテルの差は開く一方で、必死のアタックも実らず、結果は4位。
ついに今年初の表彰台未踏レースとなりました。
まあ、それでも磐石のドライバーズポイント216点だけどね(w
トップ集団はハミルトン、ウェバー、アロンソと三色そろった有力陣。
そのトップ争いはめまぐるしく、最後まで止まらないルーレットのようなバトルが繰り広げられました。
そして、その後ろに間をおいて控えることとなったマッサとベッテルの戦いも、負けず劣らずの熱さでした。
それらのバトルを演出したのは、熱しにくく冷めやすいというタイヤ。
ちょっとでもミスをすればウェットスポットなどでタイヤを冷やしてしまう羽目となり、グリップが消えた間に追走車にプッシュされる。
もちろんタイヤ交換も、その原因に。
顕著だったのが、マッサ(その段階で4番手)とベッテル(同じく5番手)の戦い。
どちらも2度のピットでソフトタイヤを使い続けたため、タイヤ交換義務クリアの為にミディアムタイヤに穿き変えるタイミングがターニングポイントとなったわけですが、その際後のピットはなんとファイナルラップに行われたという(w
レッドブルがいつものすばやいピット作業を行う中、フェラーリは左リアにトラブルがあり出遅れたため、ベッテルがマッサを抜き去ることになりました。
タイヤの特性を使い分けることよりも、交換義務のクリアが重視されたという、ある意味では今年の象徴的な出来事でした。
何度も仕掛け、かわし、追い抜き、ピットで抜かれて、また仕掛ける……そんなトップ争い。
結果を制したのは、今期2度目の優勝となるハミルトンでした。
2位にはまさに鈍く鋭く光るいぶし銀の走りだっアロンソ。
ポールスタートだったウェバーが3位。
ゴール後にはアロンソが、ちょうどガス欠になってしまい停車。
パルクフェルメまで、ウェバーのマシンに同乗してくるというハプニングも。
可夢偉は17番手スタートから、9位フィニッシュで入賞。
まさにクレバー。
川井ちゃんが感嘆とも唖然ともいえる声で、感心していましたね。
我らがウィリアムズ。
……ちょっと1分ほど席を外している間に、バリチェロがリタイヤしてたー。
地上波で確認しようとしたら、まったく映らなかったーorz
どうやら、オイル漏れが発生したようですね。
マルドナドは14位。
あとは、11周目に発生した、ブエミとハイドフェルド間の接触。
弾き出されたハイドフェルドが軽く宙に浮いて、コースサイドの表示板を破壊しながらストップ。
さらに、そこに設置されていた定点カメラが轢き壊される映像も。
ブエミはこの事故のペナルティで、次戦5グリッド降格処分に。
ハイドフェルドは実力が疑問視され、シート危機に陥っている中の不運でした。
その他の結果はこちらで。
次回はこの週末のハンガリーGP。
来週あたりの天気によってはキャンプに出かけるため、レビュー出来ないかも。