プロジェクトシルフィード

2011年09月24日 20時31分30秒 | ▼ビデオゲーム

どうも、ren.です。
今日来る友人たちに、「ブレバレ」の初テストプレイをしてもらいます。

 

● 「プロジェクトシルフィード」 XBOX360(2006)スクウェアエニックス
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/f0/5d8a2d47a2577602c0b0ad7206ab3fae.jpg?random=fc9443e86d2b2c433cd4237f2b591c5f

先日、体験版を遊んで「微妙」と感想を持ったゲームでしたが、ワゴンで見つけたので確保。
ものの話によると、体験版で配信されているのはDLCの追加ミッションで、やたら難しいものだというので。

実際、製品版のミッションを始めからやってみたところ、複雑な操作や戦闘方法も覚えられ、面白さがわかりました。
6ステージほど遊んでから、もう一度体験版を遊んでみたところ……こりゃ、やっぱり難しいわ。
兵装の使い方、戦艦の落とし方、補給の仕方、僚機指示の使い方……全てわかっていないと、いやそれでも難しい。
これが体験版って、なに考えているんだ、スクエニ(w

ゲームはフライトSTG、舞台的にはいわゆるスペースコンバットシムというもの。
最新鋭戦闘機のテストパイロットが、否応なく戦争の最前線に立つことになるというストーリー。
このストーリーが……実は評判が悪い。
確かにねぇ、出てくるキャラがみな少年(少女)兵で、ストーリーも甘っちょろいセンチメンタリズムにあふれていて、某"種"と比較されるのも納得(w
一兵卒の感情に大局が影響されるような戦争は、リアリティがないんだってば。

ゲームも、"戦闘機無双"ゲームとしてはよく出来ているのですが、細かいところで詰めが甘い部分も目立ちます。
特に、使用頻度の高い兵装交換や僚機指示が、1アクションで出来ないというのが最も悪い点。
特に僚機指示など「指示を開始」「相手を選択」「指示を選択」と、忙しい最中に3アクション必要なのは使い勝手が悪すぎる。
1アクションで指示が出来る「エースコンバット」や、マイク入力で指示が出せる「H.A.W.X」など、似たジャンルの優秀なゲームと比較されても仕方がないですわな。

あと、全体マップがどうしようもなく使いづらい。
表示されるオブジェクトが多いのは仕方がないとして、そのどれがなにを表しているのかがわかりづらい。
小画面で縮尺が変更できず、詳細を見ようとするとモニターに全表示されて前が見えなくなる。
というか、そうなってもわかりづらい(w
レーダーも光点が小さすぎて、意味を成さない。
これならFC「スターラスター」の方がわかりやすいですよ。
結局、それを無視して、マーカーを目安にした方が戦いやすいって、情報表示の意味がないじゃないか。
いっそ、非表示出来たら画面がすっきりする。

しかし、相対距離と攻撃レンジの表示や、その相手と速度を同調させられるマッチングスピード、同じく相手を画面内に固定するパッドロックは視線同期できる兵装を使用できるなど、なかなか便利で光るシステムもあります。
特にパッドロックは、PS2「スカイガンナー」を髣髴としますね。
敵エース機とのドッグファイトに役立ちますし、64「スターフォックス」のスターウルフ戦のように燃えます。

後は、巨大戦艦が部位の破壊によって影響が出るというのが、私の理想にかなっていて嬉しいですよ。
ブリッジを先に破壊すれば指揮系統を乱せるために攻撃が甘くなり、シールド発生器を破壊すれば回復量が減ってダメージが通りやすくなり、もちろん砲台を壊せば反撃手段を奪えます。
ただ、その部位がわかりづらいというのが、なんだかそこだけやけにリアルだなという感じ(w

戦闘中に減少した弾薬や耐久力は、自分の判断でパドックに戻り修復します。
補給艦に近づきBACKボタンを押すだけで着艦・接続できるのはお手軽でいいですね。
こういうシステムのあるゲームは、マニュアルでさせられるものも多いですから。
ただ、離艦するときは、ちゃんと正方向に射出して欲しかった。
補給を指示した状況から再開するので、大抵反転しなきゃいけないため、無駄にシールドを使用してしまう(180度ターンなどのマニューバは、シールドパワーを消費する)のは、もったいない。

というわけで、パッドのボタンを全て使う操作が複雑なのは仕方がないとして、1行動にかかる手間が多すぎるのが面倒と感じる部分が多いゲームです。
もちろん、その多くを"リアルだ"と、強引に納得することは出来ないでもないですが、惜しい。
それでも、総合した完成度は高いですね。
このままやり続けたら、その点は慣れて来るでしょうから、大のお気に入りに化けるかもしれません。

コメント
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