「プロジェクトシルフィード」を1周クリアしたren.です。
やっぱり、PL機である主人公が厭戦気分じゃ、やる気がそがれるなぁ。
「エースコンバット」でPCが没個性、無主張なのには、意味があるんだなと思い知らされます。
「ウィングコマンダー」のブレアみたいに、好戦的な方がまだいい(w
まあ、ゲーム自体は、やっぱりよく出来ていると見直しました。
ただ、どのステージも似通った内容なのは仕方がないとはいえ展開は退屈かな。
● 「ダブルクロス3rd・リプレイ・カオスガーデン」
藤浪智之/F.E.A.R. /富士見ドラゴンブック
藤浪さんと言えば「Fローズ」よりも、「ウィッチ・クエスト」な私。
続編「2」のリプレイの、妙な後味の悪さはある意味伝説(w
あと「宇宙お手伝い やよいさん」。
奥様である佐々木亮さんとのお仕事が多いですよね。
そんな"古い世代"のTRPGゲーマーが、現在を代表するDX3のGM・リプレイ執筆をするというこの本。
DX2でもあった世界観、"動物ダブクロ(通称:どぶくろ)"である「カオスガーデン」が取り扱われています。
巻末には「カオスガーデン」が遊べるサプリメントパートが付属。
NPC組織の"シルバーファング"が、まんま「銀牙 流れ星銀」で笑った。
リプレイのPCは、もちろんみな動物。
藤井忍さん演ずるは、レネゲイド発症により飼い主に捨てられた哀しき子猫、ディアーナ。
しのとうこさん演ずるは、"楽園"の少女と強い絆を持つ銀狼、四狼。
矢野俊策さん演ずるは、UGN動物舞台"カブズ"所属のキリン、GR。
鈴吹太郎さん演ずるは、街中の"王国"の王様であるカラスで、実は大樹で、真の姿はダチョウの、メイビィ。
……男性PL陣のPCが、訳わかんない(w
ストーリーでは、FHによって滅ぼされた"楽園"の少女・イヴの、人間世界への復帰を主軸に、動物とニンゲンの関係のあり方が語られています。
ぶっちゃけ、キャラクター性を動物にしたというところだけが奇をてらったところで、ストーリーやゲーム内容はDXではよくある話だと思いますね。
しかし、人間PCが超常の力を持ち悩む姿は、言わば漫画やラノベのような"虚構"の感覚ですが、動物が同様の立場になりニンゲンと同じ感情や思考を持つようになってしまったという悲劇性は、"虚構"を越えて痛ましさを感じさせるシチュエーションに変えてしまうようです。
正直、いくつかのシーンは読んでいて心にキツイ部分も。
イラストは「デュエルファイター刃」の中村哲也さん。
イヴの全裸シーンは、やはり社長に止められたんですか(w
さて、本には「富士見TRPGポータル」のフライヤーがはさまれていました。
まだコンテンツ製作中の部分も多いですが、DX3にアリアンロッド、そしてSW2.0、さらに新作「アサルトエンジン」のルールブックの無料配布と、同社TRPGの総本山としての姿を見せ始めています。
……が。
わかっちゃいたけど、MAGIUSの文字は一片もなし。
そう、わかっちゃいたんだけれど orz
以上、今この時代にMAGIUSのことを世界一考えているであろう、ren.でした(w