頭と喉が痛いren.です。
昨日からの雨で、片頭痛が始まってるのかな。
喉は、昨日の「特撮三昧」に合わせて歌い過ぎたためか(w
● 「ダブルクロス3rd・リプレイ・アカデミア 2 燃えろ!第三生徒会」 中村やにお /F.E.A.R./富士見ドラゴンブック
ダブクロ学園、第2巻。
帯は「ダブルクロス───それは裏切りラブコメを意味する言葉?」。
「アカデミア」や「デイズ」に限らず、実はあながち間違いではないような気がする(w
まあ、ラブコメ要素が入るのは、F.E.A.R.系リプレイでは、DXに限らないけれど。
昔は「TRPGでは、PC間での恋愛は難しい。ゆえに御法度」という風潮もあったもんですけどねぇ。
これは、ルールや世界観、望まれるプレイスタイルが変化してきた証でしょうけれど。
元々はシミュレーションゲームからスピンオフしたTRPGというゲームは、"冒険シミュレーション"として長く遊ばれ、やがて"物語の共同制作ゲーム"となり、今は"俺的イカスキャラ発表会"になって来ていると感じます。
これはその元ネタとなる物が、海外のハイファンタジーから大河アニメや大作TVゲームとなり、そしてラブコメ系ラノベになってきたのが、大きく反映されているのでしょうね。
これまた、「CRY-MAX TRPG 熱血専用!」が発表された際、「生ぬるい」「馴れ合い」と批判されたり、「天羅万象TRPG」で「ときめき天羅学園」がギャグとして扱われた時代を懐かしく思い出します(w
そういう方向性では、現在の時代の最先端に当たるであろう「アカデミア」。
……ラブコメではなく、BLになってしまったのは、なぜだろう(w
レイや透子よりも、紅之介や団吉との"ふれあい"の方が、自然でほほえましい所為だろうな。
もう修太郎と紅之介は、「お口アーン」でご飯食べさせたり、一緒にお風呂に入ればいいと思うよ。
まあ、今巻のメインディッシュは、レイと透子の友情ということになるんでしょう。
修太郎を取り合うライバルである以上に、相手の気持ちを思いあう親友としての姿は、感動を覚えさせます。
結構ベタベタしているこの二人ですが……不思議とこっちは百合ユリには思わないんだよな(w
あぁ、単に私が腐っているからですか、スミマセン。
それにしても、レイ役の佐藤有世さんといい、透子役の片岡あづささんといい、そして「デザイア」「ナイツ」出演の若林直美さんといい、声優さんはなぜ、ロイスの使い方がやたらに巧みなのでしょうか。
……あれ?「デイズ」の岡本信彦さんは、あまりそういう印象がないな(w
やはり、演じるキャラクターの内面までも役作りするという職業柄、そして感情的にストレートな女性の特性なのでしょうか。
まだDXリプレイ未出演の小暮英麻さんや小島めぐみさんや、アニメ以外の演劇俳優のオーヴァードプレイも見てみたいもんだ。
話題は前後しますが、やたらとネット発祥のネタが多いのも、最近のラノベっぽいですね。
そもそも内輪ネタやパロディとは、「わかる人だけ笑えばいいよ」という物なので、これもまた昔は歓迎されるものではなかった。
今はむしろ「俺はわかるし(w」という無駄知識を持つものの駄目ステータスとして、歓迎される向きもあります。
いや、私もそういうのは嫌いじゃないけどね。
そんなわけで、なぜか、そういう時代の移り変わりを思い知るリプレイでした(w