
「捜索者」
原題:THE SEARCHERS
1956年 米 119分
■監督:
ジョン・フォード
■出演:
ジョン・ウェイン
ジェフリー・ハンター
ナタリー・ウッド
ヴェラ・マイルズ
ウォード・ボンド
ラナ・ウッド
●あらすじ
コマンチ族に弟一家を殺され、二人の姪をさらわれた男イーサン。
以来、彼はコマンチ族に対して憎悪を燃やす復讐鬼となった。
そして、さらわれた姪たちを求めて、彼は何年も捜索を続けていたのだった。
だがやっと探し当てた姪のデビーは、インディアンの言葉を操り、イーサンから逃れようとする。
完全なコマンチ族となってしまったデビーに、イーサンは銃を向けるが……。
J・フォード&J・ウェインのコンビによる、一人の男の復讐を描いた傑作ウェスタン。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
不思議な映画だった。
ジョン・ウェインが珍しく、異常に執念深い男。悪く言えばキチガイ地味た役柄を演じている。
どうしてか知らないが、徹底的にインディアンを憎悪しており
埋められた死体の両目を撃ち抜いたり、コマンチと聞いただけで状況を考えず攻撃するわ
さらには何年も探し続けた姪がコマンチ族として生活しているのを見るや、
「あいつは人間じゃなくなった」と言って銃を向ける始末。
まさに狂ってるとしか言いようがない。
そのキャラが終始一貫していれば良かったが、キャラがぶれているのも本作の良くない所。
また本作のジョン・ウェインも好きにはなれない男だった。
このパワハラっぷりは、やっぱり時代性なんだろうなあ。
今後もジョン・ウェインを観る時は、それを覚悟して観るしかないですな。