レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

情無用のジャンゴ

2011年04月24日 23時35分46秒 | 西部劇

「情無用のジャンゴ」
原題:Django, Kill!/If You Live Shoot!
1967年 伊/スペイン 119分
■監督:
 ジュリオ・クエスティ
■出演:
 トーマス・ミリアン
 ロベルト・カマルディエル
 ミロ・ケサダ
 ピエロ・ルッリ

●あらすじ
金塊輸送車襲撃の一味に加わったジャンゴは、仲間に裏切られて瀕死の重傷を負う。
奇跡的に助かった彼は一味を追ってメキシコ国境の町へ向かうが…。
(洋画★シネフィル・イマジカより)

★感想など
マカロニ界では有名な作品。
確かに全編異様な雰囲気に包まれた、異色作であった。
ウエスタンな雰囲気ではなく、ほとんどホラーのノリである。
登場人物が全員悪い奴で、良い奴が一人も居ないと言うのも斬新。
あ、一人居たな。悪党たちに輪姦されて自殺する少年は良いやつか。
主人公のトーマス・ミリアンを裏切った悪役たちが、開始30分くらいで全滅するのも斬新だったなあ。
普通なら最後まで生かしておいて、復讐されるのが当たり前のパターンなのにね。
他にも、冒頭で小さい女の子が大人に踏みつけられているシーンは強烈だった。
普通考えても実際やんないだろ。
昔日本で公開された時に馬をダイナマイトで爆破するとか、インディアンの生皮剥ぎ、
麻酔なしの男の腹に素手をめり込ませる、どろどろに溶けた黄金を浴びる男など
10大残酷シーンと宣伝されたらしいが、確かに残虐度はヒドイ。
残酷シーンはどれも安っぽいから、それ程目を覆うと言うわけでもないが、一言で言えば悪趣味である。
これからマカロニ・ウエスタンの世界に入っていこうと言う人には、基本の一本なのでオススメするが
そうじゃない人には全く薦められないな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする