
「炎の街」
原題:FLAME OF BARBARY COAST
1945年 米 91分
■監督:
ジョセフ・ケイン
■出演:
ジョン・ウェイン
アン・ドヴォラック
ジョセフ・シルドクラウト
●あらすじ
20世紀初頭のサン・フランシスコ、バーバリイ・コースト。
借金の取り立てにこの街を訪れたカウボーイのデュークは、カジノで有り金を全てすってしまう。
しかもその金は街のカジノを仕切るボス、モレルから取り立てたばかりの金だった。
デュークは金を取り返すため、賭博師と組んで荒稼ぎを目論む。
やがてデュークは財をなし、モレルの対抗勢力まで成り上がる。
(ザ・シネマより)
★感想など
これジャンルが西部劇かひどく微妙だと思ったけど、まあジョン・ウェインだしってことで。
話の中心に常に女性がおり、一言で言えば三角関係の話。
ただ出てくる街や建物のセットも、エキストラの衣装も小道具も全て豪華そのもの。
それに加えて三角関係を形成する三人の大人な会話なこと!
決して恋愛映画ではないのだが、恋愛要素は強く、それでいて近年の甘っちょろいその辺の映画とは違うビターな作り。
こうしてみると、昔の映画に出てくる大人はやっぱり大人だよな。
女々しくないと言うか、凛としていると言うか。
現代人が忘れていること、一杯あるんじゃないの?