レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

恐怖の獣人

2020年09月05日 22時00分15秒 | 特撮

「恐怖の獣人」
原題:TEENAGE CAVEMAN
1958年 米 66分
■監督:
 ロジャー・コーマン
■出演:
 ロバート・ヴォーン
 サラ・マーシャル
 レスリー・ブラッドリー
 フランク・デ・コヴァ

●あらすじ
B級映画の帝王、ロジャー・コーマン監督による原始人パニック映画。
禁断の土地に足を踏み入れた若き原始人。
そこで待ち受けていた恐竜や難関を越えた彼は、異様な神と美女に遭遇し…。
主演は『0011ナポレオン・ソロ』のロバート・ボーン。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
背景がこの間観た「女バイキングと大海獣」と似ているが、きっと同じ場所だろう。
原始時代のような世界が舞台で、部族の掟は絶対な時代に、その掟に疑問を持つ頭脳明晰な若者の話。
時代背景的にジェームズ・ディーンの影響か、若者が今までのしきたりに反抗することを描くのが流行っていたのかも知れない。
そういった流行をいち早く気付き自作に取り入れることには定評のあるロジャー・コーマン。
でもこれだけではウケないのは百も承知で、この頃自作の映画には全て怪獣を追加しろと明言していたらしい。
そのせいかロジャー・コーマンの自作はおろか、有名な「紀元前百万年」のトカゲ特撮のシーンの流用までしている辺りが抜け目がない。
そしてこのトカゲ特撮シーンが一番面白かったりするのだが!
実際私は何故かトカゲ特撮が大好きなんですよねえ。
今となっては絶対に製作されない手法なので昔の映画を掘り起こすしかないが、結構手に入らないし。
ちょっとトカゲ特撮映画探してみようかな。まあ輸入盤探せばイチコロですがね(笑)
そういえば本作のオチはなかなか驚かされました。
そういったことになるとは到底思っていなかった。
このアイデアを1958年に実現化しているのは、素直に凄いと思う。
アイデアだけなら、予算を数百倍掛けていればオスカー獲れてたかもね(笑)
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チャイナタウン

2020年09月05日 00時08分31秒 | ミステリー/犯罪

「チャイナタウン」
原題:CHINATOWN
1974年 米 131分
■監督:
 ロマン・ポランスキー
■出演:
 ジャック・ニコルソン
 フェイ・ダナウェイ
 ジョン・ヒューストン
 バート・ヤング

●あらすじ
R・タウンのオリジナル脚本(アカデミー受賞)をR・ポランスキーが
ノスタルジア・ムードいっぱいに描き出した傑作ハードボイルド・ミステリ。
1937年のロスアンゼルス。
私立探偵ジェイクはモーレイ夫人からダム建設技師である夫の浮気調査を依頼される。
だが、盗み取りした写真がなぜか新聞に掲載され、それを見たもうひとりのモーレイ夫人が現れる。
実は彼女こそ本物で、名をイヴリンという。
ジェイクはこれがダム建設をめぐる疑惑と関係ありと睨んで調査を開始するが、
モーレイは溺死体で発見され、ジェイクもまた謎の男たちに暴行を受ける。
探偵と依頼人という関係を越えはじめたイヴリンとジェイクだったが、なおも謎は深まるばかりだった……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
舞台設定と言い、主人公のキャラクターと言い正に固ゆで卵(ハードボイルド)だなあと思った。
ストーリーはゆっくりと進み、だんだんと背後にある闇が大きくなっていく構成は
いかにもミステリ風であった。
古典と呼ばれるミステリを愛している人には、文句無く楽しめるのではないだろうか。
しかし本作を取り巻くスタッフ・キャストに関しては、色々と考えてしまう。
まず監督のロマン・ポランスキー。
良くぞ監督してくれました。と言いたくなるタイミング。
逆にこのタイミングでも監督してしまうのは、彼の業なのだろうか?
そう言えば似たような話でザック・スナイダー監督についても触れてみようか。
最近ザック・スナイダー版「ジャスティス・リーグ」の話で盛り上がっているようだが、失礼極まりない話だと思う。
彼が「ジャスティス・リーグ」の監督を降りたことについては何ともおもわない。むしろ賛同する。
だがそれを受けて代わりに「ジャスティス・リーグ」を引き継いで監督してくれた人が居るのに
彼に感謝するどころか、自分が作ろうと思っていたものと違う。などと完成版を後出しじゃんけんで酷評し
新たに自分版を作ろうなどと、はなはだ言語道断にしか感じない。
自分が降板した後、完成版を観て「自分ならこうしたな」なんて思う人は星の数ほど居ると思う。
しかしそれを大々的に公言して自分版を作る動きにし、代わりに監督してくれた人の立場を奪うとか、何考えてんの?
そもそもこの監督が作った「マン・オブ・スティール」も「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」も
私はクソつまらなかった。話が重すぎて全然楽しくない。私はこれを「ダークナイト症候群」と勝手に呼んでいるが
何でも聞くところによるとザック・スナイダー版「ジャスティス・リーグ」は、より重たく暗い方向で作ろうとしているらしいじゃないか。
新しいバットマンも同様らしいが、これで観る前からつまらないのは分かったな。
他にはジャック・ニコルソンの笑顔が、まんま素顔のジョーカーだったとか
フェイ・ダナウェイはこの時点で結構な大女優だと思うのだが、綺麗なおっぱいを見せてくれるとか
クレジットに名前あるのに冒頭ちょろっとしか出てこなくてヒヤっとさせたバート・ヤングとか
まあ気になる人は観てみて。
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