「恐怖の獣人」
原題:TEENAGE CAVEMAN
1958年 米 66分
■監督:
ロジャー・コーマン
■出演:
ロバート・ヴォーン
サラ・マーシャル
レスリー・ブラッドリー
フランク・デ・コヴァ
●あらすじ
B級映画の帝王、ロジャー・コーマン監督による原始人パニック映画。
禁断の土地に足を踏み入れた若き原始人。
そこで待ち受けていた恐竜や難関を越えた彼は、異様な神と美女に遭遇し…。
主演は『0011ナポレオン・ソロ』のロバート・ボーン。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
背景がこの間観た「女バイキングと大海獣」と似ているが、きっと同じ場所だろう。
原始時代のような世界が舞台で、部族の掟は絶対な時代に、その掟に疑問を持つ頭脳明晰な若者の話。
時代背景的にジェームズ・ディーンの影響か、若者が今までのしきたりに反抗することを描くのが流行っていたのかも知れない。
そういった流行をいち早く気付き自作に取り入れることには定評のあるロジャー・コーマン。
でもこれだけではウケないのは百も承知で、この頃自作の映画には全て怪獣を追加しろと明言していたらしい。
そのせいかロジャー・コーマンの自作はおろか、有名な「紀元前百万年」のトカゲ特撮のシーンの流用までしている辺りが抜け目がない。
そしてこのトカゲ特撮シーンが一番面白かったりするのだが!
実際私は何故かトカゲ特撮が大好きなんですよねえ。
今となっては絶対に製作されない手法なので昔の映画を掘り起こすしかないが、結構手に入らないし。
ちょっとトカゲ特撮映画探してみようかな。まあ輸入盤探せばイチコロですがね(笑)
そういえば本作のオチはなかなか驚かされました。
そういったことになるとは到底思っていなかった。
このアイデアを1958年に実現化しているのは、素直に凄いと思う。
アイデアだけなら、予算を数百倍掛けていればオスカー獲れてたかもね(笑)