「実録・広島四代目 第一次抗争編」
2003年 日本 91分
■監督:
市川徹
■出演:
加藤雅也
高知東生
中村繁之
東幹久
松田優
清水宏次朗
坂上香織
遠藤久美子
嶋大輔
安岡力也
●あらすじ
仁義なき修羅の世界で中国地区最大組織のトップに登りつめた
広島四代目・沖本勲の激動の生涯を描く実録任侠大作。
戦後の広島、“ぼんくら”と呼ばれる不良グループの一員・沖本勲は、
若き血潮をたぎらせ、対立するグループと日々争いを繰り返していた。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
おいおい、この作品大丈夫なのかよ!
どういう事かと言うと、本作は有名な「仁義なき戦い」をモデルにしている映画だが
何と、役名が全て実名を使用している!
さらにオープニングのバックに使用している新聞記事も本物の記事を使っている!
画面をボヤかしていはいるが、名前も顔写真も実際の記事そのものを使用と!
映画が始まって5分も経たないうちに、観ているこちらが別の意味でドキドキしてきちゃうよ。
さて本作は全部で3部作らしく、これはその序章。
主役は広島のドン四代目で、三代目を描いた作品は前に観た「実録 広島やくざ戦争」シリーズ。
初代と二代目については「仁義なき戦い 完結篇」で描かれているので、
良く皆さん気になっている、「仁義なき戦い」のその後って事ですね。
と言っても本作は「仁義なき戦い」の第一部からきちんと描いていて、
三作目である「代理戦争」の途中まで描いている。
「仁義なき戦い」のおさらいを兼ねてと言う意味合いでも、良き構成ですね。
まあ冒頭でかなり驚かされるが、内容は十分に面白い。
但し「仁義なき戦い」で描かれた元の話は、登場人物も多く、しかも各人が途中途中で
敵になったかと思えば、次は味方になっていたりなど複雑な展開も多く
そう複雑にさせている原因が、やくざ社会独特のルールによるものでもあるので
基礎知識・予備知識的なものが無い状態で観ると、いささか混乱するかも知れないが
まあ「仁義なき戦い」が好きな人であれば、文句なくオススメです!
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