レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

沈黙の大陸

2021年06月12日 23時08分30秒 | スティーヴン・セガール

「沈黙の大陸」
原題:中国推銷員/CHINA SALESMAN
2017年 中国 110分
■監督:
 檀冰(タン・ピン)
■出演:
 李東學(リー・トンシュエ)
 ジャニケ・アスケヴォルド
 エリック・エブアニー
 マイク・タイソン
 スティーヴン・セガール

●あらすじ
アクションスター、スティーブン・セガールと、
ボクシング元世界王者、マイク・タイソン共演による壮絶アクション。
内戦勃発をめぐる陰謀が渦巻く北アフリカの某国を舞台に、最強&最凶の男たちが拳と拳による熾烈な肉弾戦を繰り広げる。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
全てにおいて微妙な作品だなあ。
まず本作はセガールの主演作ではありません!
また例によってタイトルが「沈黙の~」だし、ジャケットにはタイソンとの夢の対決風だけど主演ではないです!
と言っても映画が始まってすぐにタイソンとのバトルを見せてくれるもんだから、勘違いしてしまうよね。
ちなみにこの戦い、始まってから10のうち9くらいセガールが圧倒しますが
最後の1でようやくタイソンのパンチが当たったかと思うとそのままダウンさせます。
描写的にはセガールの方が圧倒的に強いようにしか見えず、これタイソンは良いのかなあと言う印象。
その後はアフリカに来た中国人技術屋の大活躍絵巻なんだけど、これがかなり非現実的過ぎてあんまノレない。
最初から敵対している白人女性とは次第に和解していくんだが、和解までのプロセスを丹念に描かないし
かと言って恋愛に発展してるんだかしないんだかみたいな中途半端さ。
それなのにこの白人女性を裸にしてシャワー・シーンとか撮る意味がわからない。
ラスト、主人公が逮捕されるエンディングも全く要らないとおもうんだが。
その後字幕で二日後に釈放されたとか出ると余計にね。
こう考えると、この映画はマシなジョニー・トーだね!
まあジョニー・トーは映画を撮ってなくて、イイねが付きそうな動画だけを無作為に撮影して
ただそれをくっ付けて映画ですみたいなことを言ってるから、支離滅裂なクソ映画なんだろうけど
本作は映画としては一応破綻はしてなかったからね。
ただジャンル不定ですけどね。
中盤戦の部族間戦争は、ほとんど戦争アクション映画のノリで、一体この映画のジャンルは何だろうと思ったからね。
とまあセガールの映画を観ようと思っていなくて、且つ最近の中国映画に慣れている人なら問題なく観れるでしょう。

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