レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

ゴジラVSモスラ

2024年10月25日 18時05分53秒 | 怪獣/モンスター

「ゴジラVSモスラ」
1992年 日本 107分
■監督:
 大河原孝夫
■出演:
 別所哲也
 小林聡美
 村田雄浩
 米澤史織
 小高恵美
 宝田明
 小林昭二
 大沢さやか
 今村恵子
 篠田三郎
 大竹まこと

●あらすじ
キングギドラとの死闘の後、海中に没していたゴジラが大隕石墜落の衝撃によって目覚めた。
一方、南海のインファント島でも異変が衛星写真で確認されていた。
島に赴いたトレジャーハンターの藤戸と別れた妻・雅子、丸友商事の安藤の3人は、
そこで巨大な卵と妖精コスモスと遭遇、環境破壊のため“地球生命”に滅ぼされてしまった
コスモスたちの歴史と、コスモスたちの守護神モスラ、
そして再び“地球生命”を守るために復活するバトラの存在を知る……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
平成のVSシリーズでは一番好きだった作品。
改めて観返すと、まずポケモンショックがヒドイなあ。
まあ本作のキャッチコピーは”極彩色の大決戦”だからしょうがないにしても。
ちなみに先日観た「マンタ」もポケモンショックが酷かったので要注意。
ただしあちらの方は光線がピカピカではなくて、スピリチュアル系の怪しい映像で光るんだけどね。
さて本作は今までのゴジラ・シリーズから客層を子供向けへ変えたらしく、方々でその片鱗を見る事ができる。
まず冒頭から別所哲也が「インディ・ジョーンズ」のパクリをやっているのは、相当に寒い。
この出だしの失敗が最後まで尾を引いて、このキャラクターを好きになれない。
まあ全然善人じゃないしな。
代わりに怪獣たちが大活躍する。
何せ本作は怪獣が登場しているシーンが凄く多い。
怪獣映画でよくある、全然怪獣が登場しなくて退屈という展開を避けているかの如く、次々と怪獣が活躍する。
新怪獣バトラも恰好良くて好きなんだが、今回一番驚いたのはモスラ。
昭和のモスラって、幼虫時代は糸を吐いて活躍するのに、成虫になった途端戦闘力がガクっと落ちるのが難点だった。
何せ相手の頭上を飛んで鱗粉を落とすだけしか攻撃手段がなく、しかもその鱗粉は全く役に立たないのだ。
ところが本作の成虫モスラは、何と光線を出せるようになった!
これだけでも大進化なのだが、例の鱗粉もゴジラを囲ってゴジラの熱光線を乱反射させる事ができるように進化している!
強いぞモスラ!
モスラは強くなったが、ストーリーは昭和の「モスラ」と「モスラ対ゴジラ」をベースにしているのが嬉しい脚本だし
何より驚いたのが、街のセット。
この当時はまだまだミニチュアを組んで街のセットを作っていた時代だが、本作のセットは凄すぎて震える。
映画のセットって、ようは大きいジオラマなのだが、それにしても本作のセットは素晴らし過ぎる。
最近はCGになってしまったので、こういったセット撮影は無くなっていくのだろうが
それはちょっと寂しいなあと感じてしまう。
まあそれを置いておいても、ポケモンショックにさえ気を付ければ、本作はオススメの娯楽作である。

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