あの、何つったっけ?Zで始まるアルファベット名前のビーイング系の女の人、死んだんだってよ?ゼットで始まる?ほら、いたじゃない、売れてたじゃない、「♪ゆれる~おも~い~ からぁだじゅうかんじて~」って歌、辺見…じゃなく、何とかエミリ、中山エミリ?の出てたCMの曲。あぁ、居たね居たねーって、ネットで第一報を拾ったらしい人からの、雲を掴むような情報を聞いたのがお昼休み前。
その後、松岡利勝農水相自殺のニュースで後送りになってしまいましたが、ZARD(ザード)の坂井泉水さん、子宮頸がんで療養中だったんですね。そう言えば最近見ないなぁ…と思っても、もともとTVなどに露出しない人でしたもんね。
訃報のニュースのバックに流れるのがいまだに93年の例の『揺れる想い』だということが、お気の毒だけどアーティストとしての現状を何より端的に物語っていたかも。昨年6月に入院、一時は快方に向かっていたとのこと、復帰したら、いままでやれなかったこんなこともしたい、こんな歌も歌ってみたい…と、いろいろ新境地のプランも温めておられたのではないでしょうか。20代、30代を走ってきて、40の声を聞くとそういう心境になるものですが、ちょうどその時期に肉体的な体力が大きく低下、大病をわずらいやすいのが、生身の人間は皮肉です。
早朝の発見、通常は人の往来がない病院非常階段手すりを乗り越えての転落ということで、長引く闘病を苦にしての自殺ではないか?との憶測も飛び交っていますが、うーん、コレどっちとも言えないんじゃないのかなぁ。長期療養となると、体力の低下を防ぐために、外来や処置時間の終わった夕食~消灯までとか、朝の検温後朝食までなどの細切れのオフ時間に、迷惑にならない、人目のない廊下や階段を選んで散歩する患者さんは少なくありません。
自殺を図る人の心理も、よくはわからないけど、何日も何ヶ月も延々ウツウツと悩んで周りの人にもあからさまにポロポロ死にたい発言して、心配かけて大騒ぎに巻き込んだ挙句「やっぱりやったか」みたいな感じで既遂していく人も多いのでしょうが、正反対に、悩みがあってもうまいことコントロールして、前向きに明日も生きて行きますという気配満々だった人が、何も致命的なことが起きてもいない静かな夜などに、一瞬、魔がさしてふわっと…というケースもあるかもしれない。
ゼロからものを作る才能、表現して人を感動させる才能のある人は、そのことに伴う呪いのように悩みや苦しみは深く重いと思います。坂井さんのようにミリオンヒットを量産して、20年以上日の当たる場所にいた人は、才能あっても認められず埋もれている人よりもある意味シビアで、険しい道を強いられていたはず。
月河はZARDの曲、『揺れる~』を含めてどういうわけかどの曲も同じように聞こえる上、残念ながらキーも見事に合わないのでカラオケでも歌ったことはありませんが、アーティスト、芸能界のスターとしてのリスペクトが特にない分、中年にさしかかろうとしていたひとりの働く女性として、ものすごく大きなお世話だけど、少しは痛みが想像できる気もします。ご冥福をお祈りします。
“どの曲も同じように聞こえる”ってのは、認めたくないけど、加齢でしょうねぇ。80年代前半、ポスト松田聖子的な女の子アイドル歌謡の全盛期、「みんな同じような髪型、体型、衣装で見分けがつかん」と嘆いていたおっさん、お父さん世代を思い出します。月河なんかは、ジャニーズ組で言えばV6までは余裕で顔とフルネームが一致しますが、嵐になると識別はつくものの、フルネームは微妙。アレでしょう、メンバー唯一のAB型が相葉雅紀くんでしょう?…ってそんなことだけ鮮明に覚えてても意味ねーか。
KAT‐TUNになるとさらに微妙、というよりかなりモヤの中です。今度、復帰して、明らかに浮き上がってるヤラセくさい会見打ったのが赤西仁くん、だよね?で、ケータイのCMやってたのが、亀梨和也くん。…ここまでいい?あと、坊主でヒップホップぽいのが田中聖くん。“聖”って何て読むのかわからないけど。
そんで、あと2人居るんだよな。さぁこっからがタイヘンだ。
どっちかが田村ナントカ之介くんで、確か彼がメンバー中唯一のAB型だったんじゃなかったかな。違う?て言うか、そんなこと知ってても意味ないんだっちゅうの。しかも、間違ってるかもしれないし。あと1人は、完全に名前も顔も浮かびません。ファンの皆さんごめんなさい。
そう言えば、今朝、古内東子さんの『誰より好きなのに』のSoweluによるカバーヴァージョンってのをラジオで聴いたけど、曲明けの曲紹介までまったくカバーってことに気がつかなかったなぁ。普通に古内さんのオリジナルまんまに聞こえた。耳って、加齢が早いのかな。
松岡農水相は、当初から“自殺”と発表されたようですが、いろんなことを明らかにしないまま、責任もとらないままで、こちらは物議をかもしそうですね。
昨日の日本ダービー、安倍晋三首相夫妻が東京競馬場に来場、観戦とのニュースがありましたから、JRAの監督官庁である農水省のトップ松岡大臣が当然同行して露払い役をつとめるのではないかと思ったら姿が見えず、やはりいろいろ叩かれてるから、イメージ戦略を重視する首相サイドが気にして帯同しなかったのかも、なんて推測する向きが、昨日の段階ですでにありました。…と思ったら、一日明けてこのニュース。
ダービーの結果は“戦後初”の牝馬勝利。現職閣僚の、現職のままでの自殺も“戦後初”だそうです。