新テンプレ6月ヴァージョンが追加されたので、カラー(海芋)と並んでいちばん好きな花・紫陽花に変えてみましたが、いかがでしょうか!?
タイトルが“イエロー”なのに地色がグリーンになったり青紫になったり忙しいですが、みんな「ついてこ~い」(@佐久間一行)
ただ、気になるのは、ブログ人でここ2~3ヶ月の間に追加になったテンプレ、全ファイルに反映させると記事の“改行”がオミットされちゃうようなんですよね。放っておくとどんどん長文化する月河のブログ、改行がないとえらい読み辛いですよ。書いた本人が内容わかってて読んでも読み辛いんだから、検索で辿り着いて来てくださったかたには申し訳ないんですが、遡ってすべての記事のすべてのパラグラフに改行入れるのも手間なので、当面、放置しておきます。ここもひとつ「ついてこ~い」ってことでよろしく。
ここのところのTVではひたすら『美味(デリシャス)學院』が癒し担当になってます。28日放送の第9話、いつものように周囲の会話と無関係にカメラ目線でピンナップポーズとってるうちに、おメメきらりん、スマイルきらりんを通り越して全身、お釈迦様のように光源になっちゃう凛(相葉弘樹さん)がツボでした。女子部アゲハとのデリシャスバウトで石になっちゃう(アゲハはゴルゴンか!)南郷先輩(中村優一さん)ぐらいツボ。「こういうとき、マンガだったらこうなるよね」と思うことを、本当に絵で見せてくれちゃうんだ、このドラマ。
お話としても、何も考えてないようで、結構考えてあるんだよなぁ。沖田(永山たかしさん)が、過去のコンペで興に乗ってカンフーを披露して審査員のヅラをふっ飛ばし失格になったことがあるのを思い出して不安にかられ、「もしまた審査員がヅラで、ふっ飛ばしそうになったら助けてくれ」と虎堂(天野浩成さん)に頼み(頼む場面がまた、ムダにシリアスで激笑もの)、凛とのバウトでアッ、また審査員がヅラだ!(中華の審査員はヅラばっかりってのも激笑)危ない!と虎堂が刀を突き出した→沖田、オットットとよろける→凛の顔面に餃子の具が直撃→凛、壊れて、尻込みしていた素手で具をグチャグチャし始める…と、8話の土方vs.マシューと同じように、“四天王サイドが負けたくないために打った手が、デリシャス5サイドに吉と出て、接戦に持ち込み、結果的に成長させる”という流れ。
「クサいよ~キモいよ~エロいよ~」と意味不明に餃子の具に素手で触れるのをイヤがっていた凛、その具を顔から浴びたとたん「ここはどこだー?ブラックホールかー?ははははー♪地球は、青かったんだねー!!」と『Ζガンダム』のカミーユ・ビダンみたいな壊れ方もナイス。演じる相葉弘樹さん、ナルシスト王子さまキャラが回を追うごとに身についてきてるんですけど、ときどき、王子さまになりきったまま、セリフの語尾が“イマドキ兄ちゃん”になることがあって、それがまたかわいいんだ。
そして今週も南郷先輩飛ばす飛ばす。演じる中村優一さん、セリフすべてが応援団長チックに声張りっ放しなので、ノド大丈夫かな?と心配になりますが、ジャージ姿のセリフにいちいち体育教師風ホイッスルの効果音がかぶされてる辺り、音声さんにも愛されキャラみたいで心がなごみます。「先輩をブジョクする気か~!」から一転ジャージのパンツからタオル出してイソイソお風呂行くところが最高でした。あのジャージパンツの中、他にもいろいろ入ってそうだな。脱ぐトコ一度見たい…ってどんだけ変態だ自分。
『麗わしき鬼』は本日第43話。水上散華。
お話的には何も死なせることは…とも思いましたが、留美(嘉門洋子さん)を使った悠子の罠にまんまとはまり、みちるの『罪も死も乗り越えた禁断の愛』の寸劇にも高揚されて、留美と、留美の同伴したバイの美青年とともにIKIを上機嫌で辞し「愛に生きるんだから」と雨の街を千鳥足で浮き浮き去って行く姿には、ゲイとかバイとかいうことを超えて“みずからの欲望の強さに縛られた人間の哀しみ”が漂っていました。これは「それが、アタシが雄一を見た最後だったの…」というみちるヴォイスのナレーションもあずかって力ありましたが、何より元・スネークオルフェノク唐橋充さんの、中島脚本の読み込みの深さから滲み出た哀傷だと思う。
悠子の先導で洵子にホテル現場に踏み込まれ点灯されたとき、一瞬、洵子を振り向いてからもう一度組み敷いた青年のほうを「オ、オレ何やってたんだ!?」と向く仕草がよかった。彼にとっては、美女と美青年と出会って3人で愛し合いたいと欲情する自分も、洵子を絶対モノにしたいと思う自分も、どちらも嘘偽りはないのでしょう。人間って所詮そういうもの。洵子とめでたく結婚して、眉川病院の跡取りにおさまっても、結局、彼には満ち足りた日々は無かったんじゃないかな。もって瞑すべし。
公式サイトを調べると、唐橋さんは今日5月30日が満30歳のお誕生日だそうです。今日の演技は、俳優・唐橋充のキャリアに、ひとつのマイルストーンになったと思います。いままでエゴ・エロ・ズルい男担当だった水上が、最後の最後に来て微量愛おしくなりました。お疲れ様です。『麗鬼』現場の話題をひっさげて、ぜひ次回『踊る!さんま御殿』にご出演の際はもう少しイジってもらえますように。