イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

生きろ!

2009-11-23 15:49:40 | 夜ドラマ

昨日(22日)はNHK大河『天地人』最終話を高齢組のお相伴。またずいぶんとさらっとした、と言うか水で溶いてのばしたような終わり方になったものですね。兼続(妻夫木聡さん)、すっかり“過去の人”に落ち着いての回想モード。

二代将軍徳川秀忠の指南役に指名されたり、それも引退したり、私財で米沢に学問所を建てたり(あったんだ私財)、妻と生まれ故郷の越後を旅したり、大阪の陣後のいろんなことを一気に詰め込んだ中でも、実の兄弟以上の絆で結ばれた主君・上杉景勝(北村一輝さん)に引退を申し出る場面は「ただのひとときも退屈しない人生で御座りました」以外にももう少し何か劇的な演出があってもよかったような。

長女・次女に続いて、待望の長男だった景明にまで病で先立たれ、落胆著しい妻のお船(常盤貴子さん)を励まして上った越後の峠で「この先の高みを目指す気力はもう無い」「直江の家は私で終いじゃ」と吐露する場面で、兼続のこの時代の武将としての哀愁は尽きていました。謙信公(阿部寛さん)以後家勢ジリ貧一方の上杉家で紅葉の家臣に徹した人生、ドラマは歴史教科書に出てくるビッグネーム武将たちと次々接点を持ち、持てば必ず評価され一目おかれる、『フォレスト・ガンプ』みたいな展開になっていたので、それなりに華やかで幸せだったようにも思いますが。

死期間近な家康(松方弘樹さん)が「兼続を呼べ、江戸城の書物、欲しいだけ持って行って良いと言えばすぐ来るはずだ」と言うところがいちばんおもしろかったかな。“学んで知る”ということに長け、何より重んじてもいた兼続の人となりを、「虫酸が走る」か何か言いながら結局家康はよくわかっていた。松方さんは今作全体に、憎まれ役として得がたい味を出していたと思います。325㌔のマグロも釣れるわけだ。関係ないか。

それにしても指南役兼続、御家人若手衆に人気過ぎ。敗れて謀反人として処刑されたと言えども、国を思い国の将来を考える姿勢において共感できる男だったと言いたいのはわかるけれど、“戦争を知らない子供たち”な幕府の若い衆の士気を考えて、石田三成(小栗旬さん)より「大御所さま(=家康)が、清濁併せ呑み痛みを怖れぬ胆量において図抜けておられた」ぐらいのヨイショしとけばいいのにね。義だ愛だ言いつつ結構空気読めない奴じゃありませんか。マイルドに見えて、決して情の人ではなく、かなり頑固。

妻夫木さんと言えば月河はなぜか『砦なき者』『天国と地獄』といったネジくれた犯罪者の役しかちゃんと観た作品がないのですが、“甘くソフトな顔してきっつい事を言う”おもしろさなら、このキャスティング正解だったと言えるでしょう。惜しむらくは後半の、ヒゲつき老けづくりがまったく似合いませんでしたな。

NHKは早くも29日から放送開始の『坂の上の雲』宣伝に全社一丸となってる雰囲気ですよ。祝日の今朝(23日)も朝800台から1000頃までメイキング番組、主人公の生地である松山ルポを放送していました。

司馬遼太郎さんのこの原作、当初は2007年の大河ドラマとして企画されロケハンまで進められていたのが、脚本・野沢尚さんの04年の自殺で頓挫、新規巻き直しとなり、ようやく放送にこぎつけたと聞きます。熱の入れようもわかりますが、今年の暮れまでに第一部5話、来年秋に第二部4話、再来年秋に最終第三部4話という、壮大というより間遠に過ぎる放送スケジュールはどんなもんでしょう。高齢家族などははなから「絶対最終話放送まで生きてないだろうから原作買って読む」「一部放送終わる(=1227日)までに絶対完読する」と、勝負投げてんだか逆に喧嘩売ってんだかわからない発言かましているし、再来年2011年秋なら地デジ完全移行後の放送ということになり、“地デジにしないと結末見られないよ”とのソフトな脅迫ともとれます。

明治の元勲、陸海軍の重鎮役がぞろぞろ登場する内容とあって、キャストも脇はベテラン中のベテラン揃い。始まる前から縁起でもありませんが、放送中に、最終話もしくはご自身の登場シーンオンエアを見ることなく、その……何だ、そういうことになる高齢俳優さんが出たりしますまいか。森繁久彌さん、水の江滝子さん、表舞台から距離をおいて静かに天寿を全うされた大御所の訃報が続きましたが、さほどの年齢でもなくついこの間まで元気でTVを賑わせていたかたが突然「…実はこんな病気を抱え治療しながらの出演だった」なんて注釈付きで黒枠になることも珍しくない昨今。

メイキングを見ると海外遠征ロケ、屋外ロケ、昼夜兼行撮影も伴う苛酷なプロジェクトのようで、ちょっと心配になります。心臓に既往歴のあるNTさん、やはり大病歴があって事務所社長業も多忙なWTさん、若いほうだけれど今回の役のため大減量を敢行したというKTさん、逆に近年増量が著しく騎馬姿がきつそうなTHさんなど、大丈夫かな。

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SOTOGOTO

2009-11-22 18:57:54 | 夜ドラマ

デジタルオーディオのユーザーになって3ヶ月ちょっと経ちますが、音質や操作性には文句ないものの、充電池の減りが思いのほか速いのが予想外でした。

FULLにしてもフルアルバム56枚聴くと電池残量サインが点滅し出す感じです。その間にTV音声やFM放送チャンネルにしたりもよくするから、それで食っているのかな。

それプラス、点滅し出してからPCUSB接続するとかーなりFULLまで時間がかかります。在宅時間に聴いているときならいいけれど、出先で残量サインが最少になると落ち着かなくてしょうがありません。

容量は同系列機種で最少の4GBですが、画像がらみのデータをいっさい入れずひたすら曲を取り込んでいるので、まだ半分以上空きのまま。元祖ウォークマンのあの会社の製品らしくFMの音質も良く、ここ10年ほどの間に入手または使用機会のあった音響グッズの中で、MVP決定ほぼ間違い無しかも。

ただ電池の保ちだけはちょっと心配ですね。来年のいまごろどうなっているかな。

昨夜(21日)はNHK土曜ドラマ『外事警察』を出会いがしら視聴。『スタジオパークからこんにちは』を見たらしい高齢家族からも、奈良出身の尾野真千子ちゃんがピュアでかわいいよと情報は得ていたのですが、むしろ渡部篤郎さんのダークヒーローっぷりに釘付けになるドラマですね。尾野さんと石田ゆり子さん、よく似たタイプの、ちょっと年代の違う女優さん2人を、対立するポジションに置く作りもおもしろい。1969年生まれのゆり子さん40歳、15年前なら、1981年生まれ尾野さん演じる陽菜の役はゆり子さんでぴったりだったでしょうね。

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飲もう地帯

2009-11-20 19:26:29 | 夜ドラマ

灯台下暗しとはよく言ったもので、大手チェーンで影も形も見当たらなかった冬限定SUNTORY琥珀の贅沢、行きつけの歯医者さんの隣の、もと個人商店だった食品スーパーにひっそり並んでいるのを昨日発見。歯医者さんに通っている間しかレギュラーの食材買いには行かないところで、まさに盲点でした。大きな店なら何でも揃っているというわけではありませんね。個人商店を侮るべからず。

とっとっところが、非高齢家族とまずは1缶ずつテイスティングしてみようではないか、と打ち合わせしていたのに、6缶カートンしか売っていない(嘆)。もし失敗作と結論が出たら、残り4缶を如何せむ。

お店に「バラ売りしてもらえませんか?」と訊けばいいんだけど、頻繁に買い物してるお店ではないので我がまま言いにくいですよね。6648円、1缶当たり108円か。108円を4缶もて余したとしても432円。まぁ、どうしようもなかったら胡瓜でも漬けて食べりゃいいやと思い、重たいのにカートン持ち帰り。

 …心配めさるな。失敗作ではありませんでした。胡瓜のビール風味漬けはお預け。

まずはグラスに注いだときの濃いめのお色が美しい。同じSUNTORYの発泡酒、いまはなき秋限定、旨味たっぷり秋生を思い出させます。

飲みクチのトップは新ジャンルらしく甘めかな?と思いますが、後味には結構しっかり苦みもあるし、焙煎麦芽由来の香気も潤沢で、“新ジャンルのプレミアム”というキャッチを裏切らない、SUNTORYの新ジャンルにしてはかなり“攻めてる”味。宴が進んでちょっとぬるめになったときも味が崩れないのも好感持てます。発泡酒/新ジャンルを問わず、“キンキンに冷やしてガーッと行くその瞬間、舌からノドへの数秒の勝負”みたいな、“逃げの姿勢”が、特に夏季には目立ちますからね。

 先日惜しまれつつ(か?)販売終了となったSUNTORY発泡酒・豊かもそうですが、月河が泡モノ試飲して同社の製品に好感を持ち贔屓にすることがなぜか多くなるのは、もともとビール類業界においては後発後追いである同社の、「先発ビール専業大手がやってないものを」という“攻めたい”姿勢と、しかし如何せん後発ゆえに原料調達力も、技術も、営業力も劣るがゆえの“詰めの甘さ”との拮抗具合がツボなのかなと最近思うんです。

豊かを例にとると、玄米由来の味は夏向きでとても良かったのに、糖質50%オフという健康機能性が、なんとも訴求しきれず、缶パケデザインともども中途半端。

今作琥珀の贅沢も、風味や香味においてはじゅうぶんプレミアムチックなのに、残念ながらTVCMをまったく見かけませんでしたね。

ちなみに、ビールも第二第三のビールもさっぱり系を好む非高齢家族は、琥珀の贅沢「ビール飲んでるなあという感じで、バッタモン感がないのはいいけど、ちょっと苦みが濃い気がする」との感想。

高齢組はと言えば、我ら非高齢組がテイスティングに余念ないのをトイレタイムの通りすがりに見て「こんな時間に缶コーヒーなんか飲んだら眠れなくなるのではないか」と要らぬ心配。確かに330mlサイズだし、デザイン的にも、お酒の缶っぽく見えないかもしれない。

『不毛地帯』19日放送で第6話。昭和208月の終戦の詔勅を、年齢幾つでどこで聞いたか?の秋津清輝(佐々木蔵之介さん)の問いに、「32歳で大本営」と答えた壹岐(唐沢寿明さん)は、近畿商事入社8年後=昭和42年には54歳になっていたはずです。大阪発の糸ヘン商社とは言え業界屈指の大手という設定の同社で、54歳の常務取締役業務本部長はそりゃキラキラしていたと思いますが、女優やアイドルも羨むという小顔の唐沢さん、モミアゲの先白髪に染めてもちょっと若々しすぎるかな。『白い巨塔』の財前と違って、“少壮ながら天才”感があまり要らないキャラだけに。

物語はまだまだ“昭和深く”に進むはず、戦争の影を引きずりつつ繁栄の日本を行く時代感を、今後どこまで出せるでしょうか。 

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国を憂う

2009-11-19 19:38:45 | 夜ドラマ

しばらく“流して”いた『ウェルかめ』、いつの間にか亀遍路=勝乃新(大東俊介さん)が波美(倉科カナさん)のことを「カメ子」なんて呼んでますね。亀子と呼ばれていいのは『相棒』の亀山くん細君美和子さん(鈴木砂羽さん)だけなんだけど(←それも約1名、伊丹だけしか呼んでないけど)…とちょっと憮然としますな。

まぁカメ大好きの勝乃新くんにしてみれば、“カメ”の接頭辞は親愛の情の証しだろうし、ベタなラブコメカップルなりにいい雰囲気になってきているので大目に見ますか。

亀山夫妻がサルウィンに井戸掘りに行って、もうすぐ満1年になるのを記念してというわけでもないでしょうが、18日放送の『相棒 Season 85話“背信の徒花”も井戸がらみの話でした。

最近の『相棒』、亀山くんの去る前のSeason 7前半辺りから、バディものとか警察組織ものというより、“犯人のキャラ、犯人役俳優さんの嵌まり度と頑張り次第”な傾向が出てきて若干気になるふしはあるのですが、この第5話はとにかくでんでんさんがよかった。

でんでんさん扮する江藤は、6年前に高速道路延長が内定している土地を、安いうちに方々から借金掻き集めて買い、老人保健施設を建てて身寄りのない高齢者を集住させ、施設しか行き場所がない状態を作った上で、道路建設工事のための立ち退き要求を拒否して、「孤立無援の老人を追い出すのか」と入所者たちの身柄を事実上の人質にして立ち退き補償金をつり上げまんまとゴネ得をつかむ計画でした。

ところが計画が順調に行っていると思った矢先、思わぬ邪魔者が現われます。道路建設の主体である国土建設省の若手官僚・三島(村井克行さん)が、同省と建設業者との官製談合の証拠をつかみ、「これが暴かれれば高速道路計画自体が沙汰やみになり、あなたの施設も立ち退かされずにすむ、入所者の皆さんもここに根を下ろして住み続けることができる、私も前に手がけた案件で住人を強制立ち退きさせざるを得ず辛い思いをした、こんなことは二度とさせない」と提案してきたのです。談合の尖兵になっているのは三島と同期入省で、かつてはあるべき官僚像を熱く語り合ったこともある片倉(中村繁之さん)。理想家の三島は、年月を経て利権の構造に浸り切り小器用に泳いで甘い汁を吸うことを覚えてしまった僚友への憂わしき思いとともに、内部告発を契機に、施設を救済し省庁改革の口火にしたいと純粋に願っていたのです。江藤があらかじめゴネ得狙いで建てた施設だなどとは夢にも思っていません。

しこたまカネを引き出してやろうと思っていた国建省の内部から、まさか自分の計画を根こそぎ揺らがせる、とことん善意の敵が出現しようとは。思いあまった江藤は、敷地内の古い涸れ井戸に三島を誘い込み、突き落として殺害。死体を引き上げて夜半はるばる都心の霞ヶ関に運び、庁舎屋上からの飛び降り自殺を偽装したのです。

談合疑惑で三島の周囲を嗅ぎ回っていた捜査二課も彼の自殺で捜査を打ち切り、建設計画は続行され、5年ののち着工が目前、江藤は思惑通り相場を大幅に上回る立ち退き補償を得て、あとは入所者たちの窮状を悲しむ素振りを見せつつ撤収…という間際になって、鑑識米沢さん(六角精児さん)が趣味で入手したローカル沿線風景の素人DVDから、三島の同地訪問が判明、彼がしようとしていたこととともに片倉の談合先導、江藤の犯行も一気に露見することに。

神戸くん(及川光博さん)のアシストよろしく右京さん(水谷豊さん)が犯行の手口と隠し方まで暴いたあとの江藤の「あーあーあーあー」という嘆息が素晴らしかった。痛いところを逐一右京さんに衝かれた犯人のリアクションって、嗚咽とか逆ギレとか脱力とか、ヤケ哄笑とかいろいろありますが、今回ぐらい犯人のキャラに合った暴かれリアクションもないでしょうね。自虐、自嘲、あっけに取られ、悔しさと一抹のリグレット。「あの手の(=三島のような理想主義の)バカがいちばん嫌(きれ)えなんだよ、大義名分に酔いしれるなあ結構だけどよ、世の中そういう風には出来てねぇんだ、俺ぁよっくわかってんだよ」と地面にへたり込み毒づく江藤、「われわれにわかっているのは、あなたに三島さん殺しの罰が下るということだけです」と静かに断じる右京さん。

国から金をせびるという目的のためだけに、人ひとり殺めてまで5年の歳月をクチをぬぐって雌伏してきた江藤とて、もう5年か10年もすれば施設のお世話になるかもしれない年齢で、妻なり子供なり嫁や孫なり家族の匂いもありません。彼の前職歴がどのようなものであれ、ここまでハラの据わったゴウツクのカタマリになるには国や中央省庁、あるいは土地利権を持った親戚縁者等によほどの煮え湯を飲まされた経験がありそう。最後まで受け入れ施設の決まらなかった認知症のお婆ちゃんが縊死未遂、搬送先病院のベッドに付き添っていた表情は、「立ち退き前に人質に自殺されちゃ責任が問われて迷惑」というだけの冷血ぶりでもありませんでした。どんなトラウマと計算のもとにか“中央省庁なんて税金泥棒の集まりからは、どれだけ汚い手を使って金をふんだくってもふんだくり過ぎってことはない”と思っていたのであろう、その中央省庁から「道路公団民営化が叫ばれているいまが、計画見直しさせ省改革する最大のチャンス」と理想に燃える清廉潔白な青年官僚が現われたのですから、それまでの自分の人生を全否定されたような苛立ちと怒りにかられたことでしょう。

右京さんが指摘した通り、そもそも高速延長計画の情報を事前に得るには地元選出の族議員辺りとのかなり濃密な接点があったはずで、江藤の“国”“公共”への徹底した侮蔑と拝金主義は、その接点のきっかけから始まっているのかもしれませんが、そこは「後でゆっくりうかがいましょう」とあえてスルーされました。江藤の血を吐くような“よっくわかってんだよ”の部分を想像に委ねた、ここも余韻あり。

本筋部分だけではなく、冒頭鑑識米沢さんが田舎の車窓を背景に駅弁をパクついてるけどなんでまた鑑識ユニホ姿?それにしても安っすい合成映像だな…と思ったら、右京さんが入ってきて、鑑識ルームでのささやかな息抜きDVD鑑賞ヴァーチャル鉄道の旅タイムとわかったり、一方くだんの車窓DVDを部分拡大分析して、同駅での三島と片倉の合流待ち合わせを突き止めるソフトが異常に精確だったりなど、面白がりどころも満載。

「(カメラが動かず車窓だけを映している映像の)どこが面白いんです?」との神戸のナメた質問に「どこがって全部ですよ!」とキレる米沢さん、“この人には思いっきりキレ見せしてもいい”と、新顔参入をひそかに楽しんでいる様子。特命係のこんにちまでの歴史や、状況を神戸くんが知らないだけに、恩も売れるしね。

それにしても今話つくづく昭和は遠くなりにけりの感だったのは、「所謂三島事件ですな」と、米沢さんのセリフを皮切りに、普通に劇中で言及されていたことですね。月河にとって“三島事件”と言えば、197011月に自衛隊市ヶ谷駐屯地でアノ作家がなにした、あの件以外にありません。もうすぐ39年経つわけですが、11月にこのエピ放送というのは何かのサインなのかな。テレビ朝日だけに。穿ち過ぎか。

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それでそれでいいんだよ

2009-11-18 15:55:36 | バラエティ番組

昨夜(17日)は高齢家族が『うたばん』の加藤清史郎くんにかぶりつき。NHKみんなのうた『かつおぶしだよ人生は』の衣裳、蝶結びのノシつけたみたいな紺青色の鉢巻きもさることながら、さらっさらな髪がかわいい。子供だからヴァージンヘア、当たり前っちゃ当たり前だけど、いつかパーマかけたりカラーリングしたりする日が来るんだろうなと思うと、ちょっとせつないですね。時よ止まれ、君は美しい。

「おこづかい毎週土曜に80円ずつ」(“8歳だから”とお母さんが決めたらしい)と言う清史郎くんに、「いまならお父さんより稼いでるんじゃね?」「清史郎くんは“こども店長”だけど、お父さんは“おとな部長”くらいだろ?」と石橋貴明さんに無礼な水の向け方をされても、おっとり笑顔で首を傾げてあどけなく却下。思うに清史郎くん、人気の秘密はこの“落ち着き”と“お行儀良さ”でしょうね。ちゃかちゃか見苦しくないし、子役につきもののイタさがない。“ない”とまでは言い切れないけど、かなり少ない。

視聴者から見てももちろんですが、製作者、現場の監督さんやスタッフに「あの子ならやりやすい」「手がかからずいい結果を出してくれる」と、かわいい云々よりすでに仕事人として重宝されているのではないでしょうか。もともと演技の素質はあったのだから、たくさん声がかかればかかるほど、経験値の向上も速い。男の子はある時期からびっくりするほど身長体重、容貌や声質の成長が加速しますが、概ね女の子よりは晩熟だし、向こう3年ぐらいは天才子役の地位、揺るぎなさそうです。

NHKみんなのうたで音声だけは何度か聴いたことがありましたが、歌もうまいね。まぁ8歳なりのうまさなんだけど。もう『紅白』に、“”のカブトかぶって出ちゃえ。衣装さんに子供サイズの愛カブト作ってもらって。妻夫木聡さんにも常盤貴子さんにもパパイヤ鈴木さんにも応援団来てもらって。全国の視聴者の“愛”をずっしり背負って歌っちゃえ。でもって、最後に例の、アノ決めゼリフをどっかーん……

……と、こういう紅白はどうすか?と高齢組に賛同を求めようと思ったら、清史郎くんの歌のコーナー前に寝てしまってました。紅白出るにしても、早めの順番にしてもらわないといけませんな。8歳を夜中まで働かせたら、児童福祉法にも抵触するだろうし。

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