中曽根康弘元首相が亡くなりました。
101歳だったとは驚きです。
中曽根さんが成し遂げたことは、国鉄・電電・専売公社の民営化かな?
首相在任中の中曽根さんは高慢に見え、随分叩かれました。
作家の平林たい子からは、鉋屑のようにペラペラと燃え上がる、と揶揄されました。
しかし今いるあの人より、ずっと重みがありましたよね。
野党は倫理倫理と鈴虫じゃあるまいし、などと言い放ったことも覚えています。
その時は腹が立つ一方、巧いこというなぁ、とも思いました。
中曽根さんには文学的素養があり、語彙豊富。
中曽根康弘句集という句集も出しているんですね。
その中から3句。
友を焼く鉄板を担ぐ夏の浜
ボルネオ島で戦友を荼毘に付した時
はるけくも来つるものかな萩の花
弱小派閥でありながら64歳で首相に就任した時
暮れてなほ命の限り蝉しぐれ
郵政民営化選挙で小泉首相から引退を促された時
晩年の中曽根さんの発言には、聴くべきものがある、と感じておりました。
戦争を体験した中曽根さんなら、憲法改正を任せてもいいか、とも考え始めておりました。
自衛隊は軍隊です。いまも将来も、自衛隊を無くすわけにはゆきませんからね。
だけど嘘つきで薄っぺらなあの人には、憲法を弄らせたくありません。
毀誉褒貶は世の習い。風見鶏・タカ派と批判されても動じなかった。
ムキになり、ペラペラと反論したり、野次を飛ばすあの人とは、器が違っていました。
人は誰も、亡くなった直後は賛辞が多く寄せられるようですね。
旅立つ人への礼儀として、それはまぁ当然でしょう。
安倍晋三が亡くなった時、どう言われるのでしょうか。
見届けたいものです。
191203
有名大学を優秀な成績で卒業し 選ばれて官邸に入ったら あいつの犬にされてしまった 官僚が哀れです
アメリカなら 噛みつく役人が登場しますが 日本は後進国ですね
中曽根さんは どんぶり
あいつは おちょこ です
情けない
教養の深いことはだれもが認めるところ。
憲法に関しては多論あるところ。吾輩は沈黙。
中曽根さん以降の政治家のなんとお粗末なこと。
今の政権は下品。
あいつを守るために脂汗流して弁明する役人は気の毒に見えるぞ。