畑にはなんでも植えてあります なす きゅうり トマト かぼちゃ......
そのとき 体が欲しがるものを 何でも食べてきました
質素なものばかり食べていたのが長寿につながったとしたら それはお金が無かったからです
貧乏はありがたいことです
春 夏 秋 冬 山と里との境が少しずつ消えてゆき 一年が巡ります
人の一生なのだと この歳にしてしみじみ気づきました
お盆になると 亡くなったひとたちが阿弥陀堂にたくさんやってきます
迎え火を焚いてお迎えし 眠くなるまでお話しをします
話しているうちに 自分がこの世のものなのか あの世のものなのか 分らなくなります
もう少し若かったころは こんなことは無かった
怖くはありません
夢のようで このまま醒めなければいいと思ったりします
阿弥陀堂の堂守をしていたお梅さんの言葉は胸に迫る。自分はあと何年でこの境地になれるのだろうか..........。
お梅婆さんを演じた北林谷栄さんが亡くなった。名優中の名優だったと思う。
映画「阿弥陀堂だより」では、透明に輝く樋口加奈子、渋く光る香川京子を凌ぐ存在感を示した。
自前で、長年かけて蒐集したと言われる粗末な衣装の下には華があった。
格別に美しい奥信濃の風光とともに、お梅ばあさんの姿はずっと忘れないだろう。
南無阿弥陀仏.......。
北林谷栄さんの画像と、お梅ばあさんの言葉は映画「阿弥陀堂だより」HPから。
映画の感想は3年前に「阿弥陀堂便り」という記事にしました。
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