「言語に精通する」とか「日本語力を高める」などと言われるとき、それは得てし
て、語彙を増やすことや、単語の意味をより深く理解することを指している。
しかし重要なのは語彙だけではない。
単語の並べ方、助詞や接続詞の使い方、読点の打ち方など、語彙同士を結び
付ける様々な技法も、言語を形作る本質的な要素なのである。
こう書いたのは哲学者古田徹也先生であります。 (10月1日朝日 朝刊言葉と生きる)
なるほど。で、例えばどんな例があるか。先生がTVやネットで集めました。
藤井二冠を殺害予告疑いで逮捕
逮捕されたのは、藤井さんに対して殺害予告をした人物である。
列車が人と接触して死亡
死亡したのは、列車に接触した人である。
14人感染、さいたまの中学生など1人死亡
死亡者は、60代の男性だった。
これらの見出しの問題は、いわゆる「てにをは」の基本がなっていない、ということだ。
ふ~ん、なるほどなぁ。
それで、どこをどう直したらいいのか。
それを考えていると、秋の一日、有意義に過ごせます。
と言えるかなぁ.........。
201027
「を」ですか 気が付かなかった
政治家や企業のエライ人たちできになるのは「ございます」
「それはただいまやってございます」
という風に
若いひとたちの「嬉しく思います」「させていただきます」も気になります
新聞の見出しはこういうの、けっこうありそう。
偉い先生はこの3例・・・よく見つけましたね。
たしかにおかしい。
「てにをは」ではないけれど我輩は近頃「を」の頻出が気になります。
特に政治家に多い。
感激「を」いたしました。往復「を」いたしました・・・程度ならまだいいかな。
びっくり「を」いたしました・・・なんてのも聞いたなあ。