以下は、さきたま古墳公園であったことです。
この丸い大墓とは一期一会になるかもしれない。
炎天下、必死の思いで長く急な階段を登り、やっとこさ古代大王の墓の頂上に着いた。
墓に登るなんて不敬極まるけれど、煙と何とかは高いところに行きたいのである。
遥けくも来つるものかな、と喘ぎながら振り返ると、制服を着た暑苦しい男が登って来た。明らかに公園の警備員氏である。
ここは古代大王の墓の上だ。今は何も掠め盗るものがない。勾玉や埴輪のカケラすらないよ。
警備員氏は、われわれ3爺がへばっているところにやって来て、馴れ馴れしく、
ねっ、いいとこでしょ、ここはいつ登っても素晴らしい。彩の国行田市、自慢の風景です。気に入ってくれましたか?
ここにアイスクリームの自販機があれば、もっと気に入りますけどね。
それと、ハンモックが欲しいなぁ。
........ 麦茶、持ってきてくれましたかぁ?
実際、この猛烈な蒸し暑さなのに、墓の頂上はともかく麓にさえ水飲み場がない。
何処かにあるのかもしれないが、探し歩くうちに日干しになるわぃ。
それにしても、警備員氏は何故、何も盗られるものが無いお墓の頂上まで登って来たのだろうか、という疑問が生じた。
我ら三爺がぶっ倒れるんじゃないか、迷惑だなぁ、と尾行したんだろうよ、きっと。
かもな。
だろうね。
だとしたら、警備員氏の気配りに感謝しなければならない。
急な階段の下りは怖い。目が回り、脚がガクガクする。担架で麓に下ろされた方がラクだもんね。
県立さきたま古墳公園は、雄大で手入れが良く美しい。便利な施設は全然ないけれど、彩の国・埼玉県住民としては自慢できると思う。
森生が死んだら、遺骨は狭く湿ったお墓ではなく、ここに散骨して欲しいくらいだ。もちろん戒名や葬式は不要だな。
えっ? こんなとこより吉野ヶ里や三内丸山遺跡の方が上等だって? そうかもね。
サイタマって行田の足袋以外に、一番があんまりないのよね。
三爺が登った丸墓山古墳は日本最大の円墳と聞いております。念のため。
140715
さきたま古墳群、2010年のサクラの季節に一度行きました。
http://j1w7.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-7c8e.html
森生様が目にした青々と茂る木々の殆どがサクラの木です。桜の季節にはお写真の丸墓山古墳の階段には麓から頂上まで人の列が出来ます。
人混みが我慢出来ましたら来年のサクラの季節にまたどうぞ。
『先尾翼さんのブログで お花見ができまました』でしたが、是非来年の行動予定表に入れておいて下さい。
コメント 忘れてました
石田堤で 下りてきたお婆さんの団体に会ったほかは 草刈中の作業員が 遠くに数人いただけでした
実は30年くらい前に 行ったことがありましたが その頃はまだ 今ほど整備されていませんでした
市内循環バスがあるようなので また行ってみたいと思ってます