金魚鉢でプカプカしている布袋葵(ほていあおい)は涼やかである。初めて見た青い花は可憐だった▲
ところが古代蓮の里では、立看板で、布袋葵は「害草」と説明されていた。逞しい繁殖力で他の水草を駆逐してしまうらしい。
公園の隅にある池の真ん中を竹竿で仕切られて、閉じ込められていた▼。河骨(こうほね)や沢潟(おもだか)に差を付けられて。
忠次郎蔵で蕎麦にゼリーフライを食しているとき、こたびの小旅を企画した匠さんが提案した。
忍城(おしじょう)の濠か、隣の水城公園に、布袋葵のための専用の池があるはずだ。インターネットで見たよ。
このあと、古墳を見ただけで帰るのはもったい。行ってみよう。
先ず、車を停めた合同庁舎の先の「水城公園」に歩いて行った。
水城公園は広い。行けども行けども池が続いている。
園内は実によく管理されていている。風景は明るくのびのびとして、中華風の石橋が数か所あり、品がいい。行田市民の民度は相当高いね。
看板は無く電柱は目立たない。植栽は絵になり厠は茶室風だ。何でも構わず次から次と付け足す、わが町の巾着田とは大違いである。
問題はこんなに広い公園なのに、案内図が見つからないこと。(それにすいじょうか、みずしろかが分からないのね)
釣り人に尋ねてようやく見つけた布袋葵の池は、広い公園の外れの飛び地にあった。
そしてここでも布袋葵たちは、古代蓮の里と同じように、害草扱いを受けていた。
つまり、広い池の真ん中の水面に、円形に浮かせた竹竿に閉じ込められて、可憐な花を咲かせているのだった。
木陰を拾いながら歩いたとはいえ、猛烈な高温だ。水城公園の一番端まで往復したので、布袋葵はもうタクサンの気分だ。
忍城は「のぼうの城」として有名になったにしても、コンクリート製のまがい物である。
我ら本物を志向する三爺は、本物中の本物・さきたま古墳公園へ向かった。
なお、ホテイアオイの猛烈な繁殖力を見せつけられる動画がありました。ウィキが「青い悪魔」と書くのも納得ですな。
池の真ん中でソソと咲いていたのが、冬までにこんなにはびこったのであります。凄いですねぇ、中国原産かと思っていた。
それから、あんまり暑かったので殆ど撮らなかった水城公園の風景は、パソコンで確かめるとロクでもない写真ばかりだった。
で、広い池の写真は行田市観光協会さまから拝借しました。
また、motoarakawahさまが公園内の一部分を自転車で走り回り、動画を撮影しておられます▼ どうかご覧下さい
そういうわけで忍城見物は中止し、さきたま古墳公園へ車を走らせました。
140714
2012年7月2日に、循環バスで古代蓮の里、水城公園、忍城を巡り・・・ゼリーフライも食べました。雨ふりでした。展望塔からの田んぼアートは「のぼうの城」で、はじめてみて驚きました。
布袋葵の花を見たいと思ってましたが、2日では早いのかなと・・・満開の時にまた行こうと考えてました。
布袋葵の「害草」なんですか。池の除去作業にはびっくりです。
へー 循環バスがあるんですか!
だったら また行ってみたい
忍城はマガイモノだから行かなかった と言うのは負け惜しみです
本当は 行ってみたい
布袋葵は厳重に管理されていて 隅の池に閉じ込められているのは 爆発的な繁殖力を警戒しているからのようです
除去作業のものものしさは 驚きですね
浮き袋の大きな細胞壁や葉っぱの気孔などが観察しやすかったからではないでしょうか?遙か昔から観賞用としてもそうですが、教材としても全国の学校の池などにバラ撒かれたのではないかと推察します。我が母校の鯉が沢山いた池(兼防火用水池)にも4,5株のホテイアオイが浮かんでいました。その頃はチンマリとしていましたが、その後その池を占拠するほど繁殖したかも。
昔は 水質を浄化する水草として 評価されていたと記憶してました
やはり増え過ぎると ダメなんですね
じじばばも