どうもどうもの御嶽山

雨上がりの日曜日、ふと思い立って、御嶽山へ紅葉狩りに行った
山頂駅から始まる参道は整備されていて、森林公園の雑木林より歩き易い。
途中の土産物屋は商売熱心。お土産買わない無料のお茶を、御馳走サマでした。

御嶽神社下の長尾平は広く、眺めが良く、厠もあり、食事休憩にはいい場所だ。
登山者の中には、霊山の中に居ることを弁えぬ、犬のように淫らなオスメスがいる。古代から山中に棲むお犬さま、そういうケダモノには、噛み付いて下さいね。

近くに岩石園や大岳山がある、と案内図に書いてある。が、標高差は書いてない。
大岳山は多分３～４００ｍは登るだろう。岩石園は多分４～５００ｍは下がり、また上がらずばなるまい。遅い出発のため日暮れは近い。それはどうも、と止めにした。

あちこちにある巨木や、見晴らしは高麗の山々よりずっと素晴らしい。
しかし肝心の紅葉は、どうも、で鳥居観音や吾野東郷公園御嶽神社の方が見事。
この程度なら、わが多峰主山や日和田山、そして森林公園で充分であるな。

武蔵御嶽神社は、どうも、だった。御師の家を探し歩いたがこれも、どうも、だった。
折角行ったのに、費用対効果が、どうも、でした。
やはり早起きは三文のトク、朝寝坊は三文のソンなのだった

ケーブルカーで滝本に下りると、バス停には長蛇の列。３台も待たされた。
西東京バスは大勢社員を配置しているのに対応が、どうも、ですっ。
まだ４時前。山峡は、はや夕暮れの気配。冷気が足元から這い上がってきた。

行き帰りのケーブルカーもバスも電車もすし詰め。丸太のように突っ立ったまま。
よろよろ揺られて、小突かれて、帽子を脱いでたのに、どうもならんっ。
若いもんには道徳教育が必要だっ。山歩きより草臥れたわぃ。

　　

だから、毎日お暇なご同輩の皆々さま、休日の外出は控えましょ。
それでも出かけるなら、並んでいる内に鞄から財布を出して、小銭を用意しましょ。
切符売場や運転席でモタモタするのは、どうも、ですっ。

今朝のＮＨＫによると、御嶽山隣の「日ノ出山」（９０２ｍ）が若い女性で賑わっているそうです。
女性たちは、山に癒されてるそうですが、ご同輩も如何でせうか？
目障りかな。