たまにはちゃんとした昼食を食べたい、と思ってたところへ、山じぃから電話があった。
いま多峯主山にいるけど、寄っていい?
うん。いい店があるから、お昼はそこへ行こう。
と返事した。
いい店とは、猫額亭から徒歩20分くらい先の「日月堂」だ。
日月堂は一応パン屋ということだが、高麗の里としてはやや高めの昼食ができる。
何よりもすばらしいことは、客席が高麗川の崖の上にあることだ。
それに、もっと素晴らしいことは 、素敵な女性が開発したサラダが出ること。
この店のブログでそれを知り、山じぃからの電話で、これを是非食してみたい、と咄嗟に思いついたのだ。
注文した「季節野菜とチキンのクリーミー梅ソースピザ」はいわゆる絶妙だった。
ワイングラスで飲む、川越産の地ビールは日本全国のキリンビールと微妙に違っていた。
新しくメニュウに加わったサラダは、こだわりのゼッピンだった。
この店のスタッフは、鄙には稀な美形揃いである。
おばば好みの、細首なで肩のウエイター君に、
この美味しいサラダを創作した、美しいヒトはいつもいるの?
はい、店内のカウンターで働いてます。
そこで用を足しに行くふりをして、マドンナに近寄り、
あのぅ、音入れはどこでしょぅか?
・・ややや、あなた、このお店のブログに出てたヒトでしょ。
写真も素敵だけど、実物のほうがずーっとキ・レ・イ。
あ、そうだ。サラダ、美味しかったですよ。
マドンナはにっこりし、じじぃの使い古した心臓が跳ね上がった。
そのまま、音入れに行かず崖上の席に戻ったから、もしかすると不審者と思われたかもしれない。
床下の高麗川からは爽やかな風と、河鹿蛙のカラコロという涼しい鳴き声が上がって来る。
ふたりのじじぃの午後は、それだけで幸せだった。
3点の写真は、日月堂さまのブログ(5月30日・6月20日)から無断でお借りしてます。
ご本人の写真は敢えてお顔を隠しました。ブログでお確かめくださいませ。
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