イボンヌ・エリマンは1971年のロック・ミュージカル、ジーザス・クライスト・スーパースターのマリヤ役に大抜擢され知名度が上がり、翌年ソロ・デビューする。
そして歌のうまさを買われ、1974年のクラプトンのアルバムにバック・ボーカルとして参加。
翌年には3枚目のソロ・アルバム、Rising Sunをだす。
(このアルバム、CD化はされていない様で)
まだディスコ・ムーブに乗って大ヒットしたビー・ジーズのLove Meのカバーや映画のサントラ盤、Saturday Night’s Feverに収録され全米1位の大ヒットをかっ飛ばすIf I Can’t Have Youが出る前で派手さは無い。
しかしハワイ生まれの日系アメリカ人のお方とあって、やっぱり贔屓にしないといけないのではないかとこちらも力が入る。しかもアルバムタイトルのRising Sunって日本の事のみたいに感じて...
イーグルスのBest Of My Love、バリー・マニローやヘレン・レディらのカバーで有名なSomewhere In the Night、オールディーズのWalk Right Inなどそつなくこなしている。
特にポコのポール・コットンが作曲したBad Weatherやトッド・ラングレンのSweeter Memoriesのカバーはオリジナルとは全く違ったアレンジでカバーされていて、言われなければ全く別の曲の様に聴こえるのが興味深い。
本当、スウィートで歌の上手なお嬢さんです。