アップル・レコードのマネジメントと対立、レーベルをワーナーに変えプロデューサーにクリス・トーマスを迎え心機一転でスタートしたものの、新しいレーベルでも相変わらずのゴタゴタ続き。
アップル時代と同様この1974年にリリースされたバッドフィンガーのセルフ・タイトルのニュー・アルバムもレーベルよりまともなセールス・プロモーションを得られなかった。
デイ・アフター・デイのようなリスナーを一発でノック・アウトできるようなキラー・チューンはなかったけど、バッドフィンガーらしいパワー・ポップを楽しむことが出来る。
今一度聴けば、やり方次第でそこそこ売れたのではないかと思われる内容で、本当に残念に思う。
まさかのジャーマン・プレス。いわゆるクリーム色のワーナー・レーベルに、透かしのワーナーのロゴが6個ぼんやり見て取れるので多分1980年代後半の再発盤だと思える。