スパイロ・ジャイラといえば、1979年に出したMorning Danceが有名だが、その後現在に至るまで継続的に好アルバムを出し続けている。
その中でもお気に入りが、1983年のCity Kids。
買ったのは発売の数年後だったと記憶しているが、レコード・プレーヤーは既に廃棄してしまい、音楽を聴くのはもっぱら車に搭載されたカセットのカーステ。
このアルバムはカセットで買って、得意先に向かう車の中でよく聴いた。
ホーンを中心に綿密にアレンジされた爽やかでスムーズなフュージョン・サウンドはリラックスして車を運転するにはもってこい。
なんども聴いているうちにカセット・テープが遂に劣化し廃棄処分と相成り、その後CD版を探し求めたもののビートルズの様なメジャーなバンドではなかったため、中々再発されず非常に手に入れにくかった記憶が。
そして90年代中頃だったかようやく手にした輸入盤CD。
今では仕事で車を使う事は全くないので、車内で聴くとしても日曜日ぐらいか….
仕事の省力化と称し商談なんかわざわざ出かけていくことも無くなり、イー・メイルに書類添付で完結する今日。
確かに便利にはなった。
でも、車で出かけて顔を突き合わせて話をする結構面倒な作業に関して、あれはあれで良かったと昔を懐かしむ今日この頃。