続けて片付けをしていたところ、こんなものもヒョッコリと出てきた。
1980年に出たダイアナ・ロスとシュープリームスのベスト盤、スーパースター・シリーズ。日本盤のライナーには1981年4月15日となっているから、おそらく日本では1981年に発売されたのだろうか?
70年代初め頃隆盛を極めたハード・ロックもプログレもこの頃になると全くの衰退状態で、AORやフュージョン系を主に聴いていた。購入の経緯は今となっては定かではないが、多分それほど馴染みのない60年代のモータウン・サウンドでも聴いてみようかって軽い気持ちで購入したのだろう。
表ジャケには歴代シュープリームスのメンバーの写真がレトロチックにコラージュされている。
当方シュープリームスに関してはダイアナ・ロスのみ識別出来る程度なので、一体誰が誰だか?
ライナーによると
上段右から、フローレンス・バラード、シェリー・ペイン、ダイアナ・ロスにスゼイ・グリーン
下段に移って右から、リンダー・ローレンス、メアリー・ウイルソン、シンディー・バードソングにジーン・テレル。
因みに、59年グループ結成時は4人組だったそうだが、モータウンと契約した60年代当初にはフローレンス・バラード、ダイアナ・ロスにメアリー・ウイルソンの3人組として再スタート。さらにダイアナは1969年末にグループを脱退しソロに転じたってことらしい….
このアルバムはダイアナが在籍して在籍いた頃のヒット曲を集めたもので、特にサイドー1は当時のヒット・メーカー、Holland-Dozier-Holland作による怒涛の大ヒット6連発が9分58秒切れ目なしで、さらにリズム・セクションを新たにディスコ・スタイルに差し替えてリミックスされノリノリである。
また他の聴きどころはこのアルバムの締めの一曲、ダイアナ在籍中の最後の全米ナンバーワン・ヒットとして知られるSomeday We’ll Be Together。
バック・コーラスがSomeday We'll Be Together歌う所にYes We Will, Yes We Willとダイアナの合いの手が入るところが妙に泣ける。