CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

年末に聴いてみるレコード 、その8

2019年12月30日 | AMERICAN ROCK/POPS

続けて片付けをしていたところ、こんなものもヒョッコリと出てきた。 

1980年に出たダイアナ・ロスとシュープリームスのベスト盤、スーパースター・シリーズ。日本盤のライナーには1981年4月15日となっているから、おそらく日本では1981年に発売されたのだろうか? 

70年代初め頃隆盛を極めたハード・ロックもプログレもこの頃になると全くの衰退状態で、AORやフュージョン系を主に聴いていた。購入の経緯は今となっては定かではないが、多分それほど馴染みのない60年代のモータウン・サウンドでも聴いてみようかって軽い気持ちで購入したのだろう。 

表ジャケには歴代シュープリームスのメンバーの写真がレトロチックにコラージュされている。 

当方シュープリームスに関してはダイアナ・ロスのみ識別出来る程度なので、一体誰が誰だか?

ライナーによると

上段右から、フローレンス・バラード、シェリー・ペイン、ダイアナ・ロスにスゼイ・グリーン

下段に移って右から、リンダー・ローレンス、メアリー・ウイルソン、シンディー・バードソングにジーン・テレル。 

因みに、59年グループ結成時は4人組だったそうだが、モータウンと契約した60年代当初にはフローレンス・バラード、ダイアナ・ロスにメアリー・ウイルソンの3人組として再スタート。さらにダイアナは1969年末にグループを脱退しソロに転じたってことらしい…. 

このアルバムはダイアナが在籍して在籍いた頃のヒット曲を集めたもので、特にサイドー1は当時のヒット・メーカー、Holland-Dozier-Holland作による怒涛の大ヒット6連発が9分58秒切れ目なしで、さらにリズム・セクションを新たにディスコ・スタイルに差し替えてリミックスされノリノリである。 

また他の聴きどころはこのアルバムの締めの一曲、ダイアナ在籍中の最後の全米ナンバーワン・ヒットとして知られるSomeday We’ll Be Together。 

バック・コーラスがSomeday We'll Be Together歌う所にYes We Will, Yes We Willとダイアナの合いの手が入るところが妙に泣ける。



年末に聴いてみるCD、その7

2019年12月30日 | BRITISH ROCK

年末なので色々と片付けをしていたところ、2007年に発行されたローリングストーン誌の10月号がヒョッコリと出てきた。 

この手の若者向けの雑誌を12年前とは言え私との年齢的なギャップを考えると当時の私がこれを買うかなと言う疑問が生じるのだが… 

まあ、全く記憶にない中身でも覗いてみよう表紙を眺めると、そこには発行された年からさらに40年ほど遡ったRock In 1967と言う特集記事が….

 

なるほど、この特集記事を読むために買ったのかもしれない。 

1967年といえば、アメリカではドラッグに影響を受けたサイケデリックなロックが流行っていたし、ヒッピーとかフラワー・ムーブメントなる言葉があったような。 

本日はビー・ジーズのヒット曲、Massachusetts。 

これは1968年ビー・ジーズがメジャー・デビューして2枚目のアルバム、Horizontalに収録されている。

(英盤のジャケ)

 

(アメリカ盤のジャケは鏡に映るビー・ジーズって事で左右が反対に)

当時サイケデリックとかフラワー・ムーブメントの中心と言えば西海岸のサンフランシスコだった。

 

Massachusettsの2番の歌詞には、次のような事柄が; 

ヒッチハイクでサンフランシスコに行ってみようと

やりたい事を得るためにね

でもそれでマサチューセッツの灯火は全て消えてしまった

その事によって君の元に戻って一緒にやって行くことに 

作者のギブ兄弟はマサチューセッツには行った事もなくその言葉の響きが心地良かったからだとも言われているが、この曲には当時の若者の行動に対するアンチテーゼなるものが歌詞に込めらているらしい。

つまり、新しいものにすぐに飛びつくのも悪くはないけど、何が正しいのか見極めるためにも今まで歩んできた道についてももう一度考えてみては?というような歌ですかね。 

確かにこの手のムーブメントは一過性の流行だったのであっさりと廃れてしまった。

それにしても、ビー・ジーズの連中サイケデリックなコスチュームで衣装でがっつりフラワー・ムーブメントに参加しているような雰囲気出でてますな〜