CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

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年末の暇つぶし、その4

2019年12月19日 | ROLLING STONES関連

ビートルズの初期の日本盤は東芝音工が販売の窓口独自にオデオン・レーベルを立ち上げ英パーロフォンや米キャピトルとは異なった独自の編集で売り出された。 

特に、デビュー・アルバムのMeet The Beatles、Second AlbumとNo.5はジャケ表の写真はキャピトル盤のそれを使っていたものの、選曲は日本独自とかなり攻めたし、レトロチックなハード・デイズ・ナイトのジャケも個性が感じられコレクターを喜ばせることに。 

しかしストーンズの場合は英米日独自の編集盤が巷に入り乱れさらに複雑なことになっていた。

アメリカ編集第4弾のアルバム、Out Of Our Headsは1965年の7月にロンドン・レーベルから発売。


オリジナル英盤のOut Of Our Headsは1965年の9月に発売された。


一方日本では、アメリカ編集盤に準拠した4枚目のアルバム、ステレオ・ザ・ローリング・ストーンズ 第4集(副題はアウト・オブ・アワーヘッズ) が1966年なって登場。

日本盤の場合は、ジャケに使用された写真が英米盤より結構優等生ぶったポートレイトが使用されたのが印象的だった。収録曲はアメリカ盤と同じ12曲だが曲順は少し異なり、大ヒット・シングル、Satisfactionがアルバムのオープナーに採用されているのがいかにも日本編集らしさと言うか... 


さらにアメリカでは第5弾としてアルバム、December's Childrenが1965年11月に出たが、そのアルバムに関連する日本盤は発売されなかった。

 

そして1966年4月英編集のアルバム、Aftermathが発売された。

 


続いて1966年6月アメリカ編集の第6弾としてアルバム、Aftermathも発売。


 

真打の日本盤の5枚目のアルバムは、ステレオ・ザ・ローリング・ストーンズ 第5集(副題はアフターマス、余波) が登場したのだが、このアルバム、アメリカ編集のアルバム、Aftermathではなく不思議なことに英盤のAftermathと同じ曲目を採用し1966年7月に発売された。

 

ハッキリ言ってもう何が何だかという不規則な編集スタイルが各国で取られたので、当時のファンも一体どれのアルバムを買えば良いのか混乱したのではないかと…