本日は1968年、ピンク・フロイドのセカンド・アルバム、A Saucerful Of Secretsでも。
(2011年のリマスターCD で鑑賞)
バンドの中心メンバーであったシド・バレットがドラックの過剰摂取によって精神に異常をきたし、レコーディングの途中でバンドから脱退し急遽代わりのメンバーとしてデビッド・ギルモアが加入。
ここから新生フロイドが誕生することに。
プログレ・ロックと言うよりは年代的にはサイケデリック・ロックって言った方がしっくりくるかも。
ビートルズがアビー・ロード・スタジオでレコーディングをしていた頃、ちょうど彼らのファースト・アルバムも同スタジオでレコーディングしていたらしく結構刺激を受けたらしいとどこかで読んだ記憶がある。
このアルバムでもSEを使ったアバンギャルドな作風やごった煮風な曲の展開は、ビートルズのサイケデリックやシニカルな影響をかなり受けていると思われる。
例えば、サイドー1の4曲目のCorporal Clegg(クレッグ曹長)の曲調的にはぺパー軍曹の親戚か?ってちょっとはじけた感はあるけれど、第二次世界大戦で足を失ったクレッグ曹長が女王陛下から勲章を授かる夢をみるってちょっと悲しいストーリーが皮肉っぽく歌われているみたいで…