1973年、何と274回のオーバー・ダブで完成したマイクオール・フィールドのデビュー・アルバム、Tubular Bells。このアルバムはリチャード・ブランソンが設立したレコード会社、バージン・レーベルからの記念すべき第一弾でもある。
(2001年に出たHybrid-SACDで聴いてみた。5.1chの再生システムがないので2chで再生。SACDの2chと通常のCD2chの音源聴き比べてみたけれど、私の駄耳ではその違いは感じられなかった。残念!)
別のアーティストでの演奏ではあるが、ホラー映画の大ヒット作、エクソシストのサントラ音源にその一部が使われた事によって注目が集まった事と、元々独創的かつ緻密で秀逸な内容のアルバムだったことからで無名アーティストのデビュー作にも関わらず全英・米それぞれ1位と3位を獲得する大ヒット作となった。
てな事でこのプログレ・ロックの歴史的名盤は富山の置き薬の如く我が家にも1枚存在する。
エクソシストのイメージは忘れてヒーリング感覚でバック・グラウンドで流すと仕事も捗る。
ところで二百数十回ものオーバー・ダブ、短期間の制作時間でよく完成させたものだと感心する。
マックのガレージ・バンドのソフトを使って出来合いの8ビートのリズムに合わせて私のへっぽこエレキでたった2分程度の曲に3回のオーバー・ダブを試みるも、あまりの下手さ故に時間はかかりその仕上がりも聴くに耐えない。
やっぱりプロはすごいね。