今回はギトギトのブルース・ロックというよりは、電化ブルース、ソウルにゴスペルなどを含むR&B(リズム・アンド・ブルース)という広義なカテゴリーからピック・アップしたアルバムでも。
1964年、アメリカ・ツアーの際訪れたブルース・R&Bの殿堂とも呼ばれたシカゴのチェス・スタジオで収録されたストーンズの5曲入りのEP盤、Five By Five(5人で5曲)。
2010年に出た12”復刻EP盤。
5曲のうち3曲は当時のストーンズが好んだブルースやR&Bの曲カバーが秀逸。
ビートルズのPlease Please MeやI Should Have Known Betterなどで演じられる明るいハーモニカに対してミックやブライアンのそれはブルージーで、あたかも光と影のごとく対照的な印象を受ける。
ストーンズのファンはきっとそういったところに惹かれるのだろうね。