イアン・アンダーソンのフルートが絡む唯一無二のロックなサウンドを産み出している事からして、ジェスロ・タルをプログレ・ロック・バンドと呼称しても差し支えないと思う。
本日は彼らの1972年のコンピ・アルバム、Living In The Pastを聴いてみることに。
(CD1枚で出た輸入盤の再発CDは収録時間の関係で2枚のLP盤の全ての曲を収録出来ず、オリジナルの21曲から2曲がオミットされている。)
彼らの1968年のファースト・アルバム、This Wasから1971年の4枚目のアルバム、Aqualungまでの活動時期に制作された音源を集めたものであるが、その選曲はそれまでのアルバムに収録されていない過去のシングル、EP盤にライブでの音源を主として構成された2枚組のLPでコンピ・アルバムというよりは一聴すれば結構新鮮な選曲の新譜という感覚だった。
この後に登場する組曲形式の切れ目のない長尺な曲を収録したアルバムとは異なり、短くとも曲それぞれが独立して収録されているので聴き手としては区切りがついて分かり易いかも?
何か文句ある?って不敵な感じ。