本日はポール・マッカートニー・アンド・ウィングスの1979年のアルバム、Back To The Eggでも。
アルバム制作中にバンドから2人の脱退があってなんとか残りの3人で前作のLondon Townを完成させたものの、これじゃレコードの制作はなんとかこなせてもやっぱりバンドとして一体感のあるライブが出来ないのはポールにとって理想的な活動とは言えない。
そのため2名の新メンバーをリクルートして新生Wingsが誕生、早速ニュー・アルバムの制作に取り掛かる事に。
1979年に完成したアルバムはBack To The Egg、初心に戻るって事で当時私の中では結構期待値大だった。
(我が家にあるのはまさかのUK盤。米盤は北米での販売権件を新たに契約を交わしたコロンビア・レーベルから発売された。)
このアルバムの目玉は新生Wingsによるバンド・サウンドと英ロック界のオール・スターを集めたロッケストラ・バンドよるセッションから生まれた2曲だった。
ただよく出来たアルバムではあるが、天才ミュージシャン、ポールに対する個人的な期待度から言えば驚く様な出来では無かった。
しかも、発売後の1980年の世界ツアーで日本を訪れた際空港税関においてマリファナ所持の容疑で現行犯逮捕されその後のツアーは全て中止の憂き目に。ちなみに1975年にウィングスとして来日を果たす予定だったが、ポールに麻薬所持の前科があって日本の法務省がビザを発給しなかったことから、1980年の公演はビートルズ来日から34年ぶりのコンサートって言われていたんだけれどね〜
更にその翌年ウィングスの結成当時からのメンバーだったデニー・レインがバンドから脱退し、ウィングスはここで消滅してしまう事に…
何か生み出される前に目玉焼きにして卵食べちゃったって事ですかね。