週末はアライグマの如く古いレコードをシコシコ洗う。
静電気除去スプレーをサラッと吹きかけレコードクリーナーで盤面を一拭きしても取れない溝にこびりついたゴミを脱脂綿にたっぷり水を含ませこそげ落とす様な感じでゴシゴシ。洗浄・乾燥後2−3回再生させるとレコード針が盤面の残ったゴミを掻き出してくれる。
ドラッグ・ストアの蒸留水を洗浄に使うマニアもいるが、数万円もする著名バンドのオリジナル初回プレス盤ならいざ知らず、中古屋で二束三文で買い叩かれる様な盤しか所有していないオイラとしては水道水で十分。
今日は久々に女性シンガー、イボンヌ・エリマンが1979年に出したアルバム、Yvonneを洗浄し再生してみることに。
1971年にロック・ミュージカルのジーザス・クライスト・スーパー・スターのマリア役抜擢され、その後クラプトンの1974年の461 Ocean BoulvardからSlow Hand バック・コーラスとして参加。またビー・ジーズのディスコ・ソング、Love Me(全米14位)や If Can’t Have You(全米1位)などを歌い大ブレーク。
このアルバムはディスコ・フィーバーも下火となった70年代末期での発売ということで、全米174位とヒットはしなかったが、歌が上手いのが印象的。
またバックのセッション・ミュージシャンも、TOTOのメンバー、ジェイ・グレイドン、ジム・ケルトナー、スティーブ・クロッパー、リー・リトナー、エリック・カルメンやドクター・ジョンなどそうそうたるメンバーで、これまた彼女のボーカルを引き立てる完璧なバック・アップ。
日系人の母親とアメリカ人の父親の間にハワイで生まれたということで、顔つきがアジア系で親近感があるよね。