60年代から70年代にかけて活躍したブルース・ロック・バンドは数あれど、個人的にはこれを推したい。
1968年フィルモア・ウエストのライブ録音され、1969年に発売されたマイク・ブルームフィールドとアル・クーパーのコンビによるThe Live Adventures。
因みに彼らはディランのHighway 51 Revisitedのレコーディング・セッションで出会い、マイクのあまりに上手いギター・プレイにアルはギターを諦めキーボードで参加したそうな。
このライブ・アルバムではレイ・チャールズ、アルバート・キング、ザ・バンドのWeightやトラッフィクのDear Mr. Fantasy、それにエルビスの歌唱で有名なThat’s All Rightのカバー、サイモンとガーファンクルの名曲、The 59th Street Bridge Song(Feelin’ Groovy)のカバーなどが収録されていてマイクのギターが存分に楽しめる。
特にFeelin’ Groovyのブルージーで秀逸なカバーの変わり様には驚く。ポール・サイモンもトラック・ミキシングの際にバック・コーラスをオーバー・ダブしたような話もあって、ポール本人もこのカバー・バージョン結構気に入ってるのかな?