山茶花が花びらを散らす

いまは

ありがとう心穏やかな一日心穏やかな一日心地よい穏やかな冷気が流れた午前に比べ、昼ごろには澄んだ青空が視界いっぱい広がって、穏やかな一日が終わろうとしている。夕方になると冷え込むかな......

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いまは
冬、いまでも秋の面影が随所に残るなかで山茶花が咲き花びらを濡れた路面に散らし、
寂しそうな顔をみせる寒い雨後の朝。
「そうか今年も後一ヶ月で幕が下りるか・・・」そう思いながら一年の一期一会に想い出を重ね反省し、悩む。
紅葉も終盤となり落葉樹に残る木の葉も少なく、大半が落下していくなかで椛が最後の染まりをみせている初冬、寒さも本格化し山に雪が舞う季節。

花びら

無数の白い花びらが
冷たい路面に散らばり足を止める

この花びらは山茶花か・・・
そう言って一片を手にとる

色落ちが遅いのか
それとも散って間もないのか
花びらに汚れもなく美しく

私をみて
そう告げ一涙がこぼれる。