野薊の咲く夏
薊との出会い薊薊立夏後、数枚で立夏、この5月に入っても初夏の陽気は感じられず、全体がひんやりとして、朝夕は肌寒く、人肌のぬくもりが未だに恋しいこの5月、この雰囲気模、異常と言えばそ......
薊の咲く堤
春から夏にかけて開花するキク科の野薊、花持ちは意外と長く一週間ほど。
この頃町を離れ走りはじめた堤、その土手の夏草のなかに茂る1本の野薊を見つけ、
「薊か・・・」そう言って自転車を止め辺りを見渡すと意外と多くの野薊が咲き夏草にアクセントつけている、その花風景がうれしくつい花に見惚れいまを忘れる。
日頃来ることのなかった町はずれの堤、その堤に意外と四季の顔があることを知り、いまはその花咲、草萌える堤をのんびり空と遠景を楽しみながら走る日々、
頭上に広がる空、視界に広がる河の流れ、田園風景と町並み、それらを囲む山々、意外と一枚の絵になる堤に感動する。
野薊の花
心を奪う赤紫
その魔性の色に魅せられ
野薊に触れれば
有無をいわず私を刺す
その刺しに悪意はないけれど
傷みは心を抉り
時をさ迷う
夏の野薊
貴女の紅い唇に酔いしれた
夏が再び巡る。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます