夏の一花、
日本の雨季である梅雨の訪れ。
この雨季がないと日本の四季は成り立たないのに、つい、愚痴ってしまう私
「おまえは素直でないな」そう毒痛みの花が私に言う。
素直でないか、そうかも知れないな・・・いつも暗いニュースが流れる日々に苛々して、大切なゆとりと思いやりを忘れた私に、この花は安らぎと前向きに行けば、そんな想いを授けてくれる。
毒痛みの花か・・・綺麗な白、無垢で何事にも左右されることなく、負い目に負けることなく日陰に甘んじて咲く毒痛みの花に救われる私。
毒痛み
別名十薬
花は総苞片中心部の黄色い部分
蕊のように見える部分が小さな花の集合体
日陰に咲く白い蛍
毒痛みの花が咲くのは
5月の20日頃から6月の初めにかけて
ハート型の葉の先端に十字型の白い花を咲かせ
道端でよく見かける
今では哀しい雑草扱いの花
花
・・・
ほんとうは綺麗な花なのに
誰もそう見ないから負のイメージがつきまとい
木陰で世捨て人のような花の群落を作る
毒痛みの白い花。
雨の季節の花と言えば紫陽花が主役。
この花の影に隠れて咲くのがこの毒痛みの花、確かに華やかさこそないが、白い小さな花の群落を見ているとなぜか心が安らぐ私、花瓶に生けるとか、花束には適さないが座って眺めると心落ち着く一花である。
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