樹木の緑
五月の緑皐月の新緑新緑新緑新緑の季節葉桜の季節短いな・・・雨で散らされ、鳥の啄ばみで散らされる桜も、今はもう葉桜花びら舞う雨後、この4月と言う月は目まぐるしく変わるというか、案外晴......
新緑に蔽われた街中の桜
街の桜が他の樹木に先駆けて春を告げ花を咲かせた桜もいまでは濃い緑に蔽われ、街のなかの至る所で木陰を描いている。
初夏の花のない桜の下にいまは集う人もなく静かな樹の下、
「陽射しは強いけれどそろそろ梅雨か」
来る梅雨を前に春の雨を浴び続けた樹木は濃い緑に蔽われ、至る所で木陰を作り街の小さなカフェテラスになっている。
いまその一本の桜に凭れ、木の葉の間から漏れて来る僅かな日差しを垣間見る初夏。
花の終わった桜
花の終わった私を
いまは誰もみてくれないと桜が嘆く
木の葉をカサ・・ゆらす
新緑が美しい桜
いまその花に替わり
初夏の深緑の木の葉が樹木を蔽い
木陰を作り
もう一度私の下に集って
そう誘うけれど
いまは誰も集まってくれない。
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