まだ秋、本格的には訪れない。

秋。

今日も朝は灰色、そろそろ百日紅が終わろうとしている。
最近植えている公園や庭先少ないけど、時々咲いている百日紅を葉月のなかで見つけると、
嬉しい、この時期街では花少ないしね、
「そう思わない」そう思うの？私だけかな・・・感じ悪この季節。
いつもこの時期、華やかな向日葵に人々は目を奪われているからね、
ある意味で可哀相かな・・・

「目に映える　葉月の緑　別れかな」

あの無粋なアブラとクマの鳴き声が、ようやく記憶から薄れ、個性ある法師蝉の鳴き声が聞えると、ようやく秋にこぎつけたなあと思うこの頃。
そうなると人は勝手で、虫の声が時々小うるさいと思う浮き沈みの季節になって、
そろそろ秋が、街のなかでも実写で見られるかな？
法師と虫の声を聴きながら独り考えるのでした。
栗。
そんなとき、ひとつの場面に出くわしたわけで、それは小さな栗の毬。
街のなかと言っても農家が残る所だし、あっても不思議でないけど、樹があるとは驚きでした。季節。
街では春や夏は身近に感じることできるけど、秋となるとなかなか・・・時々名残、いや季節ですからそんな山の秋に出会うと「嬉しい」と言うか、
「懐かしい」少し驚きの発見に子供の頃の嬉しさがありますね、
やはり年かな・・・。

そんな秋の一日、裏道で見つけた毬栗。
つい嬉しさの余り手にとって、「おお・・栗じゃないか」童心に戻り、
拾い手に取りしげしげと眺めていましたね。
可愛いい・・・小さい毬栗、
「そっと握ってみる、イタッ！」疼きが走る。
未熟な毬でもその痛み、まさしく毬栗の疼き。
思わず見上げるとあるじゃないですか栗の樹が、庭先に植えられた樹から、
一枝が垣根からはみ出して数個の毬栗を実らせている。

何らかの理由で落ちた小さな毬栗、
子供の頃、里山に遊んで見つけはじけた毬の中から取り出して食べた栗、
もう里山を歩いてもなかなか見つからない小栗。

い感じで実をつけて秋の一日にはじけでる日を待っている。
「今度そんな日に会いに来るからね」

食べたい・・・。