初雪

初雪
立春を過ぎ初めて降った初雪、昨日舞った雪はむしろ雪と言うより細かい霰と言う感じで、今朝の雪は昨日とはかなり趣の違う雪で、夜の間にかなり気温が下がり、降雪を見たのか薄ら屋根とか車に雪が積もっている。
積もると言っても層は薄く、ようやくかき集めて作れるのはボールくらいで、もう少し積もれば美しい風景と雪だるまくらいは作れるのに、そう思う朝の雪。

その雪も、淡い青空の隙間から時折陽射しが射しこみ、気温もわずかであるが戻り始めると何事も無かったようないつもの表情に戻り、寒々とした町に戻っている雪の朝。
今日も一日寒そう・・・そう思いながら融けた雪の残像を追う私。
雪

眠っている夜の間に初雪が描いた
雪の在る風景

目覚めた頃の雪は激しく
寸断を惜しむかのように降って
歩きを妨げていた雪

雪は湿りのある冷たい雪で
この感じ春の雪かな・・・
触れの少ない個所では薄ら積もり
雪景色を描く今朝の雪

初めて降って初めての淡い雪景色
積雪を見ることなく止み
私の視界から失せる朝の雪。

降る雪に　湿り感じる　春の雪