森の薫り、
所用と言うか低落と言うか意志の欠如から歩いていなかった山、
いつもの低山で、そんなに体力も落ちていないし、いつも少し歩いていたから歩けるだろうと多寡をくって登った山、鼓動がパク・・してなぜかしんどい。
唯一救われるのは頭上からシャワーとなって降り注いでいる陽射しと森の中に漂う新緑の薫り、この緩やかさ、爽やかさが、心を和ませる天然のセラピーとなって森の中を漂い、
歩く私に優しく纏わりついて安堵させてくれる。
この香りこそこの時期の新緑が放つフレッシュなアロマの香り。
香り
私の周りにあふれて漂う香り
諸悪の根源の匂いから
極楽浄土に誘う多種多様な香りまで
余りにも多い
いちいち詮索することなく
通り過ぎて
いちいち気を留める必要もない町の香り
いま
その町を離れ
多種多様の樹木が茂る森の中を歩き
腰かけて味わう香り
一杯の淹れ立ての深い味わい
器から溢れでた香りが私を抱きしめ
嗅がせてくれる香り
この香りこそ
清々しい新緑の木の葉の香り
美味しい・・・
この一口から
私の体の中に新緑の香りが染みて行く。
新緑の5月なのに冬の気配が漂う異様な空に冬時雨を垣間見る。
5月も二日目、あの4月の暖かさがいつの間にか息を潜め、寒い感じになっている。
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