季節外れに書く。
いまは晩秋。
この花が咲き乱れたのは梅雨の頃、煙るような霧雨の森のなかで見つけた、
白い大きな一輪「クチナシ」
湯上りで嗅いだその昔、愛し合ったあの人の匂い。
引かれたのは匂い、そんな人だったとは言わないけど、
今でも心の片隅に残り、忘れる事の出来ない人「クチナシ」
素敵、いいな・・・
晩秋になっても忘れられない人。
クチナシ
無垢
薔薇を思わせる
純白の一輪
素敵な
上品な熟女の匂いに引かれる
一輪
素顔が素敵
いま
森の中で人知れず咲いて
最初に
私を見初めてくれる
あなたを待っている
匂い
心を擽る
あなたが
湯上りに漂わせる
女の匂い
いま
とろけて
あなたの胸の中に崩れる
香る
恋をした女の香り
甘い匂いが私を誘う
自我が崩れる
忘れよう
そう思っても忘れられない
女の香り。
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