雨の朝である。
頑張れない楓の木の葉数十枚濡れた草地に散らばって寂しい風景を作っている。
いよいよ始まる寂しい風景、
濡れた一枚を手にとってみると、あの秋の鮮やかな色彩はなくひんやりしている、
染まりきれずに舞った哀しみの色かな、
木の葉よ、いまひと足先に舞う先に何を見るのか、
晩秋の始まりか、訪れる別れか。
舞
霧雨に近い雨が降っている
雨音が消された霧氷の雨
触れると冷たい感触が肌から伝 . . . 本文を読む
蝸牛。
今日は晴れて運動会日和。
いつものように雨後の荒れの心配はあったけどいつもの森に、
その行く途中で見つけた今年生まれたばかりだろうか?小さな蝸牛、
初めは気がつかず「蝸牛の死骸かな・・・」そう思っていたけど、
よく見ると微妙に動いている。
数秒だろうか見ていると角を、足を出して、のろ・・動き始める。
「おお生きている・・・」微妙な感動、
「ここは車が通るし危ないからな」
そう言って摘んで . . . 本文を読む
一夜の夢
この世界は・・・
なぜ、子供の時に過した田舎の想い出が目の前に広がるのか、
誘うこの想いと風景は何を私に語りかけ、何を語りかけているのか、
想いを廻らしていると大型犬を連れた人が通りかかり、
「思わずこの犬は・・・」
そう見上げてしまうくらいの大型犬である。
何犬か判らないその犬が私に近寄って嘗め回してくるではないか、
「おい・・止めろよな」
そう言って犬を離そうとするが執拗に嘗め回 . . . 本文を読む
変換。
暗い空と激しい雨に目覚めた朝の風景は昨日とうって変わり深い悲しみに蔽われた灰色、
この色は何を語り、何を知らせ何に悩み私に告白しているのだろうか?
想いか・・・出番の少なさか、
そう言えば雨も最近少なくそれが当たり前と思っていたけど、
やはり自然が待っているこの雨も降らないと彼らも困るのだろう。
人の勝手と都合でこの雨はコントロールできない、
人の心も同じだ。
人から
人から失せた . . . 本文を読む
うれしい訪問者。
それは久しぶりの雨との出会い・・・いや遭遇かも知れない、
冬の空に似た重く低い息苦しい曇り空、
その空から哀しそうにしく・・泣く様な雨が落ちて足元を濡らし、
濡れた裾から感じるひんやり感はある意味で冬のフルコースの前菜に似ている。
明日はこの雨に「じゃ週末に」そう言えそう。
雨
久しぶりの雨
ザー・・激しく降るでなく
シト・・と時をかけて降る雨
少し救われたような
ホット . . . 本文を読む