朝露、
刈り込みされた夏草が、春の新芽となって伸びる初秋、
虫の声に捉まるように愛犬と共に分け入る草の中で、素足に受けるこのひんやり感、
冷たい・・・「そう感じる濡れは夜露・・・」
昼間は酷暑に痛めつけられ、夜は夜で寝付かれない日々を過し、いま余り人が踏み入れない草の中で味合う朝露の瑞々しさ。
この残暑の中で、秋が少しずつページをめくっているのかと思うと少しうれしい。
求め
いま欲しいもの . . . 本文を読む
初秋、
秋の七草の便りが虫の声にのって届けられる季節、それなのに空も太陽も純粋な夏色。
太陽はいまだに口づけする距離にあって、遮る木の葉に勢いはなく疲弊して、
夏バテの状態かな・・・
固められた灰色の道を熱風がマグマとなり流れ、水の対流を奪い、干乾びた砂漠地帯を街の中に広げている。
暑い・・・
それにしても秋の気配はいつ頃訪れるのか。
鶏頭
花の少ないこの時期に出会った一花
鶏頭の花
この . . . 本文を読む
沢蟹
私がよく歩くこの森の沢には無数の沢蟹が生息している。
久しぶりに訪れた初秋の沢、沢の流れの中を沢蟹がチョロ蠢いて、久しぶりの人間に驚いて直ぐに岩陰に逃げ込む。
「おお・・・見っけ」はしゃぎながら数え、時には掴み、「おい、美味そう・・・」そう言って蟹の瞳を眺めると何か呟いているみたい・・・「バカ・・、食べるなよ」そう叫んでいるみたい。
てんぷらにすると美味しい一品であるが最近はむやみに命を奪 . . . 本文を読む
8月15日
今日は終戦記念日である。
もうあれから数十年の時が流れ、戦争の歴史が一ページに閉じられようとしている。
いまだに戦争アレルギーと言うかこのトラウマに陥り、この世界の現実と向き合おうとしないやからが多いのも事実である。
たしかに私も戦争は繰返してならないと思うが、人は友愛とか話し合いで治まるものではない、まして国と国になるとそうは行かない。
戦争
戦争に正義も理想もない
在るのは人 . . . 本文を読む
秋便り
おや、いつもと違う蝉の声が・・・
なんともう法師が鳴いている、暑い・・といっても季節は秋、いつもこの時期は夏と秋が混在していつも駆け引きをしている。
このぶんだと山の朝夕は涼しく一杯のかき氷の清涼感が口の中に広がる感じかな?
この暑ならアキアカネも当分山を下りないな・・・そう思いながら空を見上げる。
蝉はそんな私の思いを無視するかのように一斉に鳴きだしたのである。
この暑さ当分続きそう . . . 本文を読む