気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

クチバシの形に注目! ムクドリ

2023年06月06日 | ムクドリの仲間

ムクドリ(椋鳥)は市街地や住宅街、公園にも生息するとても身近な野鳥です。
地味な外見に加えて、あまりにも身近過ぎて、カメラを向ける人は少ないです。
かくいう私も、ムクドリを見て何羽いるのか数えるだけで終わってしまうことも。

今回のムクドリ♂、緑豊かな林の中、ソングポスト風の枝の上で羽繕いしていました。
クチバシの色や形、目の大きさ、羽の彩りなど、じっくり確かめることができました。












ムクドリ(椋鳥)White-cheeked Starling  全長約24cm
スズメ目ムクドリ科ムクドリ属

地上で虫を探して捕食するムクドリ


ふたたびトップ画像の登場です
 ムクドリのクチバシの形状にご注目

 昨夜、鳥の骨格標本図鑑を眺めていると、ムクドリの解説に
 「地中の餌をとるため土を掘るので、クチバシの骨がより下側に開きやすい構造になっている」と。
 このスコップのような形をしている理由がそれなのですね。

参考:比較のため、ヒヨドリの頭部の写真を載せます。


鳥のクチバシは主食となる獲物をとりやすいよう様々な形に進化しています。
シギはクチバシの形のバリエーションが最も豊富な種のひとつですね。

参考:タシギ




今日も最後まで見て下さってありがとうございました。

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ムクドリ父さん 子育て奮闘中

2023年06月06日 | ムクドリの仲間

二羽の巣立ち雛を連れたムクドリ(椋鳥)のお父さんに会いました。

ムクドリの幼鳥は、雌♀のような茶褐色です。
はじめ離れて止まったもう一羽を母ムクドリと見間違えました。






大人~成鳥のムクドリと並ぶと幼鳥は一回りほど体が小さいです。
いかにも幼くあどけなくてかわいらしいですね。

畑に虫を見つけたのでしょうか。
父さんムクドリがお手本を示すかのように弾丸のごとく飛び立ちました。
「おとうさん、すごい!かっこいい!」





ムクドリの親子が降りたあたりをのぞいて見ると
二羽の子供たちは、お父さんが食べ物を探す様子を見学しているようでした。



ムクドリ(椋鳥)White-cheeked Starling  全長約24cm
スズメ目ムクドリ科ムクドリ属


街路樹等をねぐらにして群れて止まる習性があるムクドリは、鳴き声やフン、抜け羽などで嫌われがちです。
今回の写真のように子煩悩なのもムクドリの特性です。
家族のきずなが強く夫婦仲良く力を合わせて雛を育て上げます。
子育てを終え、秋に大群を作るムクドリ、
農薬などなかった時代には田畑の虫を食べてくれる益鳥と呼ばれていたそうです。


◆ムクドリ モズ タカ  サントリー世界愛鳥基金
http://www.koueki-suntory-aityou.jp/topics/1109.html
コメント (4)
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